作家
そっか、今日は反省することのみ多かったんだ。よかったじゃないか。
反省の裏にくっついているのは実りなんだもの。
でもね、眠る前に1つだけはっきり反省して答えを出しておこうか。
それだけで明日の実りは凄いことになるんだ。
(chaos2ch.com)
人間に完璧なんかないよね。
完璧を目指すより、自分がどれだけ完璧でないかをイメージしてみようか。
半分ぐらい完璧でなくていいかな。
残りの半分が完璧でない半分のかなりの部分を埋める力を持っている。
つまり、常に完璧でないと思うことで、不断の克己心が生まれるってことじゃないの。
人の旅路はね、初めは初雪の上を歩くようなもので、サクサクとして気持ちよい。
晴れてきて白銀の輝きに感動する。
やがて、雪解けのぬかるみになって困難に直面する。
それを嫌がって誰かの助けを待つか、
この中に自分を磨ける何かがあるぞと手を汚して探せるかで、
悔いを残すかどうかが決まる。
心が乾いていたら潤さないといけないが、水や、アルコールじゃ潤すことはできないよ。
自然に触れて名もない雑草の1つにも命があるんだと感じとることで、心は潤ってくる。
そのとき、自分の命を意識できるからで、大切に生きるとはそういうことなの。
きみの仕事や生活態度をね、陰で悪口言う人は怖くないよ。会えば笑っている。
ずけずけ批判する人で、半分は納得いくことだと思ったら大事にしたほうがいい。
本音を言ってる。
失意のとき、そら見たことかと掌返してなじる人は最低だよ。
問題は得意のときにそういう人を見分けられるかどうかなの。
悪習というのはただ断ち切ろうとしても簡単には断ち切れない。
悪習の中に良い習慣の種子を見つけ育んでいく。
例えば遅刻の悪習は職場へ早く行っても楽しくないという心理が働いている。
だったら、行けば楽しい職場に変えていくよう努力する。
まだ変わらないうちから遅刻なんかしなくなってるよ。
岐路に立たされたとき、どっちの道が実りは多そうだとか、
楽しそうだとかで判断しないほうがいい。
それまで歩いてきた道とどっちが馴染むかで決める。
すると、つながりがよくて、それまでの道で得たものが
新しい道での礎になってくれる。
実が結ぶのはそれからなの。
絶望はなく人にもこびず
施しを求めずほどほどに暮らす
心地よい充足がただあるのみ
平凡こそが達人の道
過剰に求めず執着もなく
ブナの木が灼熱の陽をおおい
嵐の海にも苦の世間にも遠く
勤勉に慎み深く生きてゆきたい
質素な床で眠り
貞淑な妻が寄り添い
幼い息子の安らかな寝息
亡き父の肖像画が守り札
足りるを知り
不足を考えにいれず
笑って死にゆくのだ
墓は緑の芝生だけでよい
『釣魚大全』
アイザック・ウォルトン
1
イギリスの随筆家、伝記作家。"The Compleat Angler"(『釣魚大...-ウィキペディア
医療の側がうまく騙してくれたらいいのにな
AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P167
柳原和子
1
1950年生まれ。ノンフィクション作家。
エロティシズムの情熱の対象は「美」であるが、
その情熱の意味は、「美を犯すこと」であり、
それは孤独に閉じられた人間の実存的自己が幻想的に地上的禁忌を破ることで
何らかの連続性(自己を越えたもの)につながろうとする希求を意味する―。
AERA Mook 51『恋愛学がわかる。』(朝日新聞社,1999)P8
ジョルジュ・バタイユ
1
1897年9月10日 - 1962年7月8日 フランスの思想家・作家。
現代の人間と歴史上の人物は同じ血でつながっている
AERA Mook 65『日本史がわかる。』(朝日新聞社,2000)P141
津本陽
5
1929年生まれ。作家。
事実とは往々にして「事実らしからぬ」ほどのドラマ性をもっているものなのである。
AERA Mook 65『日本史がわかる。』(朝日新聞社,2000)P140
津本陽
5
1929年生まれ。作家。
小説を書くうえで想像力は最も大切なものの一つだが、
もう一つとても重要になるのが「自分自身の実体験」である。
AERA Mook 65『日本史がわかる。』(朝日新聞社,2000)P139
津本陽
5
1929年生まれ。作家。
歴史小説のリアリティを考えるうえで大切なこと
「事実らしく見えるもの」を書くのではなく、できるだけ「事実」そのままを描き出すことだ。
AERA Mook 65『日本史がわかる。』(朝日新聞社,2000)P140
津本陽
5
1929年生まれ。作家。
完全に絶望するということは、もうそれ以上は落ちない「底」に着いたということ。
つまり、本当の絶望は、壁を乗り越えるための復活の始まりでもある
AERA Mook 65『日本史がわかる。』(朝日新聞社,2000)P139
津本陽
5
1929年生まれ。作家。
文章に実用的と芸術的との区別なし
谷崎潤一郎『文章読本』(中公文庫,1934)
童話を書く心がけ
童話を書くんじゃなくて、自分のこころに浮かんでくることを書けばいい。
AERA Mook 85『日本語文章がわかる。』(朝日新聞社,2002)P30
角野栄子
2
1935年1月1日生まれ。童話作家、絵本作家、ノンフィクション作家、エッセイスト...
童話を書く心がけ
日常的なことから心が自由になるように。
そして「これから私は童話を書くんだ」と思わない、そして「だれにも見せない」と思うこと
AERA Mook 85『日本語文章がわかる。』(朝日新聞社,2002)P30
角野栄子
2
1935年1月1日生まれ。童話作家、絵本作家、ノンフィクション作家、エッセイスト...
世に悪人という人はいない、善人が突如悪人になるからおそろしいのだ
女性について
無意識の偽善者
AERA Mook 41『「漱石」がわかる。』(朝日新聞社,1998)P70
花は科学じゃない、しかし植物学は科学である。
鳥は科学じゃない、しかし動物学は科学である。
文学は固より科学じゃない、しかし文学の批評または歴史は科学である
『文学評論』(明治四十二年)
おれの様な不人情なものでも頻りに御前が恋しい
ロンドン留学中の日記より。
私の『草枕』は、この世間普通にいふ小説(「真を写」す小説―注)
とは全く反対の意味で書いたのである。
唯一の感じ――美しい感じが読者の頭に残りさへすればよい。
それ以外に何も特別な目的があるのではない。
さればこそ、プロツトも無ければ、事件の発展もない。
「余が『草枕』」『文章世界』明治三十九年十一月
あせつては不可せん。‥‥‥世の中は根気の前に頭を下げる事を死つてゐますが、
火花の前には一瞬の記憶しか与へて呉れません。
大正五=一九一六=年八月二十四日、芥川龍之介・久米正雄宛書簡より。
個人主義は人を目標として向背を決する前に、
まづ理非を明らめて、去就を定めるのだから、
或場合にはたつた一人ぽつちになつて、淋しい心持がするのです。
槙雑木でも束になつてゐれば心丈夫ですから。
『私の個人主義』より。