個人主義は人を目標として向背を決する前に、まづ理非を明らめて、去就を定めるのだから、或場合にはたつた一人ぽつちになつて、淋しい心持がするのです。槙雑木でも束になつてゐれば心丈夫ですから。 『私の個人主義』より。 夏目漱石 個人 (22) 作家 (163) 小説家 (120) 寂しさ:淋しさ (1) 夏目漱石 38 1867年2月9日 - 1916年12月9日日本の小説家、評論家、英文学者。本名、夏目 金之助(なつめ きんのすけ)。江戸の牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)出身。俳号は愚陀仏。 大学時代に正岡子規と出会い、俳句を学ぶ。帝国大学(後の東京帝国大学、現在の東京大学)英文科卒業後、松山で愛媛県尋常中学校教師、熊本で第五高等学校教授などを務めた後...-ウィキペディア