思想家
詩とは何か。
それは現実の社会で口に出せば全世界を凍らせるかもしれないほんとのことを、
書くという行為で口に出すことである。
帰するところ、最も重要なことは何かといったら、
自分と、自分が理想と考えてる自分との、その間の問答です。
『外』じゃないですよ。
つまり、人とのコミュニケーションじゃないんです。
自分と、自分が理想と考えるもの、
そことの内的な問答がいちばん大切なんです。
僕は日本人にはエロスが薄いんじゃないかと思ってます。
民族性か種族性か、どう呼んでもいいんですけど、
この種族がエロス的にどうなのかと言えば、
全体として物凄く関心が薄いんじゃないかと思います。
日本人の中からサドとかバタイユのような、
そういう作家を求めようとしても難しい。
みんな何かにすり替わっている。
私たちはいわば二度生まれる。一度めは存在するために。二度めは生きるために
ジャン=ジャック・ルソー
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フランス語圏ジュネーヴ共和国に生まれ、主にフランスで活躍した哲学者、政治哲学者、...-ウィキペディア
文字というものは、知識を強固にするには十分ではなかったにせよ、
支配を確立するためには不可欠だったのであろう
『悲しき熱帯』(川田順造訳、中央公論社、1977年)
クロード・レヴィ=ストロース
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1908年11月28日 - 2009年10月30日 フランスの社会人類学者、思想...
モードには、アクチュアルなものへの嗅覚がある
『歴史の概念について』
ヴァルター・ベンヤミン
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1892年7月15日 - 1940年9月26日 ドイツの文芸評論家。思想家、翻訳...
モードは新しきものの永遠回帰である。
にもかかわらず、まさにモードの中に救出の契機があるだろうか?
『セントラルパーク』
ヴァルター・ベンヤミン
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1892年7月15日 - 1940年9月26日 ドイツの文芸評論家。思想家、翻訳...
モードは、感情移入のそのつどの最新基準を決める。
『パサージュ論』[J75、3]
ヴァルター・ベンヤミン
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1892年7月15日 - 1940年9月26日 ドイツの文芸評論家。思想家、翻訳...
誘惑は、そこ、表層に輝いていて、あらゆる力のうぬぼれをくじく
ジャン・ボードリヤール
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1929年7月29日 - 2007年3月6日 フランスの思想家である。
ぼくはでてゆく 冬の圧力の真むこうへ
ひとりっきりで耐えられないから たくさんのひとと手をつなぐというのは嘘だから
『ちいさな群への挨拶』
結婚して子供を生み、そして子供に背かれ、老いてくたばって死ぬ、
そういう生活者をもしも想定できるならば、そういう生活の仕方をして生涯を終える者が、
いちばん価値ある存在なんだ
『敗北の構造』
ぼくはきみたちの標本箱のなかで死ぬわけにはいかない
『その秋のために』
情況とは何かを知るために、わたしたちは言葉を必要としていない。
きみが情況であり、わたしが情況であり、
しかもわたしたちはことごとく追いまくられているわけだ。
『情況における詩』
激動のときにじぶんがこうかんがえているとできるかぎり率直に公開しよう。
それはじぶんの身ひとつで、吹きっさらしのなかに立つような孤独な感じだが、
誤謬も何もおそれずに公言しよう
『大情況論』
詩とはなにか。
それは現実の社会で口に出せば全世界を凍らせるかもしれないほんとのことを、
かくという行為で口に出すことである
『詩とはなにか』
国家というのは宗教の最後のかたちです。
『「ならずもの国家」異論』
人は他者によって作られたじぶんに責任を負わなければならない。
『世界認識の方法』
ひとは、いつも論理自体によってうごかされることはない。
ただ未知の領域にあくなき論理によって肉迫しようとする思想にうごかされるのだ。
『埴谷雄高』
芸術とはある意味で善悪を超えたところで咲く「花」である。
悪、反道徳、脱道徳これらをすべて包摂することなしに、芸術が開花することはありえない。
『重層的な非決定へ』
国家は幻想である。風俗や宗教や法もまた共同の幻想である。
『共同幻想論』
「恐怖すべき者、総て之を神に帰す。神とは怯懦の異名なり」
(幸徳秋水)
「霊(そんなもの)は無い」
(漫画『爺さんと僕の事件帖』) - 名言録
原子力発電の安全性の問題はまず何よりも技術の問題であり、
技術の問題を解決するのは
まず何よりも「技術的」にその問題点を乗り超える技術の問題なのだ、
というのが原発問題を太く貫く第一義の大道なのだ。
『状況としての画像』
いいことを照れもせずにいう奴は、みんな疑ったほうがいいぞ。
『遺書』
左翼とは何かを探しつつあるものだけが左翼なのだ。
『ハイ・イメージ論』
相手の弱みをにぎったとおもったときが、
じつはいちばん隙ができる機会で、危ないときである。
『重層的な非決定へ』
本当に偉い人は、千年、百年単位の人ではなく、
もっと向こう側に無名の領域があって、そこへ行けた人が本当に偉いのだ。
『人生とは何か』
(四編の思春期=大人への入り口の叙述より。)