名言・語録一覧

幾重にも広がった時間と空間が意識を生み、
この意識が時間と空間に意味を見いだしていく

AERA Mook 52『天文学がわかる。』(朝日新聞社,1999)P81
野村仁 1

1945年生まれ。京都市立芸術大学美術学部教授。

作業と情熱が合体することによって、〝独創〟を誘い出す

AERA Mook 52『天文学がわかる。』(朝日新聞社,1999)P61
佐藤修二 2

1945年生まれ。理学博士。

〝独創〟とは〝結果〟に対して与えられる評価であろう

AERA Mook 52『天文学がわかる。』(朝日新聞社,1999)P61
佐藤修二 2

1945年生まれ。理学博士。

銀河は銀河にとって単純な生き方をしているが、
人間がそれを単純だと考えるかどうかはわからない。
答えは銀河だけが知っている。

AERA Mook 52『天文学がわかる。』(朝日新聞社,1999)P1
谷口義明 1

1954年生まれ。理学博士。

天文学はワープだ。

AERA Mook 52『死生学がわかる。』(朝日新聞社,1999)P1

人を愛するとは『いとしい人よ、あなたは決して死ぬことはない』ということだ

ガブリエル・マルセル 3

1889年12月7日 - 1973年10月8日 フランスの劇作家、哲学者。キリス...

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愛する者が死によって消滅すると思うなら、それはその人との愛に背くことであり、
相手の死後の生命を確信することが真の愛の証だ

ガブリエル・マルセル 3

1889年12月7日 - 1973年10月8日 フランスの劇作家、哲学者。キリス...

真の愛というのは時間の制約を超えて、相手が永遠に生き続けることを希求する

ガブリエル・マルセル 3

1889年12月7日 - 1973年10月8日 フランスの劇作家、哲学者。キリス...

老いるということはすばらしいことだ。若いときよりよほど自分自身でありうるし、
恋愛だって相手のことをより深く思い慈しむことができるようになる。
若いときでないと恋愛できないなんて世間は決めつけるのはなぜ?

メイ・サートンコレクション 武田尚子訳『今かくあれども』ほか(みすず書房,1995)
メイ・サートン 1

アメリカの詩人・小説家。1995年、83歳で亡くなる。

今日を見つめよう、それこそ人生、人生そのものだ、
それは短い時間だけれど、存在の現実と真実のすべてがそこに在る。
成功の喜び、行動の輝き、力の見事さが、昨日も明日もただの夢、
だが今日ひと日こころをこめて生きるなら、昨日はみな幸せの夢に、
明日はみな希望の夢に、さあ今日に向けるのだ、真剣なまなざしを!

時を大切に――がんの患者さんと彼らを思いやる人々を支える 1

アメリカ国立がん研究所(上竹正躬)著。非売品

絶望はなく人にもこびず
施しを求めずほどほどに暮らす
心地よい充足がただあるのみ
平凡こそが達人の道
過剰に求めず執着もなく
ブナの木が灼熱の陽をおおい
嵐の海にも苦の世間にも遠く
勤勉に慎み深く生きてゆきたい
質素な床で眠り
貞淑な妻が寄り添い
幼い息子の安らかな寝息
亡き父の肖像画が守り札
足りるを知り
不足を考えにいれず
笑って死にゆくのだ
墓は緑の芝生だけでよい

『釣魚大全』
アイザック・ウォルトン 1

イギリスの随筆家、伝記作家。"The Compleat Angler"(『釣魚大...-ウィキペディア

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楽なことに開き直るというのはいけない。
こうやると楽だ、どうしたらもっと楽になるか、と考えることは
半面の真実ではあるけど、あとの半面は穴です。

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P175
盛岡正博 4

1958年生まれ。大阪府立大学総合科学部人間学科教授。

いいことばかりを感じましょう、と言って進んできたのが現代文明なんです。
楽のなかに囲い込んで生命を殺していく文明が現代文明です。

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P175
盛岡正博 4

1958年生まれ。大阪府立大学総合科学部人間学科教授。

宗教なしで生きている人がいちばん死に直面している

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P167
盛岡正博 4

1958年生まれ。大阪府立大学総合科学部人間学科教授。

死ぬときというのは自分の人生に決着をつけるということだ

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P167
盛岡正博 4

1958年生まれ。大阪府立大学総合科学部人間学科教授。

医療の側がうまく騙してくれたらいいのにな

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P167
柳原和子 1

1950年生まれ。ノンフィクション作家。

若いときには、多くの人が地位や名誉、財産などを必死に追い求める。
しかし年齢を重ねるとともに、私たちは何を「持つ」かよりも、
いかに「ある」かという内面的な価値に視野を向ける必要がある。
物にとわられ過ぎて心の自由を失わないようにしたい。

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P128
アンフォンス・デーケン 3

1932年生まれ。哲学博士(Ph.D)

中世から伝わる「希望への祈り」は、こんなふうに表現している。

神よ、
私に変えられないことは、そのまま受け入れる平静さと、
変えられることはすぐにそれを行う勇気と、
そして、それらを見分けるための知恵を、どうぞ、お与えください。

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P127

笑顔は無言のコミュニケーションに欠かせない。

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P127
アンフォンス・デーケン 3

1932年生まれ。哲学博士(Ph.D)

ユーモア相手に対する愛と思いやりの心から生まれる。

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P127
アンフォンス・デーケン 3

1932年生まれ。哲学博士(Ph.D)

悲観へのケアは、死別後から始まるのではなく、また、終末期だけの問題ではなく、
病気が診断されたときから始まり、
療養中の全過程における医療者のかかわりが重要な意味を持つと考える。

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P115
松島たか子 1

1952年生まれ。ピースハウスホスピス教育研究所部長。

愛児を失うと、親は人生の希望を奪われる

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P110
医学科の五年生を対象とした澁谷優子によるターミナルケアについての講義の感想より。

死にゆく時間を大切にすること、家族が患者の時間を共有し、納得して送りだすこと、
そのために医師となって生きるということを
日常から考えていかなければならないのではないか

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P109
医学科の五年生を対象とした澁谷優子によるターミナルケアについての講義の感想より。

患者さんは、それまで生きてきた人生の歴史がある。
医療関係者はその人が病に罹ったときからの付き合いでしかないが、
患者さんにはそれまで培ったさまざまな人間関係や大切な人がいる

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P109
医学科の五年生を対象とした澁谷優子によるターミナルケアについての講義の感想より。

私たちはあまりにも死や病気というものと闘いすぎて、
死にゆくことがあたかも負けであるかのような認識をするが、
決して死とは崖っ淵をころがり落ちていくようなものではなく、
ケアの仕方によっては、
今まで来た道をもう一度たどるようなものであるということを理解すべきなのではないか

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P109