澁谷優子

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医学科の五年生を対象とした澁谷優子によるターミナルケアについての講義の感想より。

死にゆく時間を大切にすること、家族が患者の時間を共有し、納得して送りだすこと、
そのために医師となって生きるということを
日常から考えていかなければならないのではないか

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P109
医学科の五年生を対象とした澁谷優子によるターミナルケアについての講義の感想より。

患者さんは、それまで生きてきた人生の歴史がある。
医療関係者はその人が病に罹ったときからの付き合いでしかないが、
患者さんにはそれまで培ったさまざまな人間関係や大切な人がいる

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P109
医学科の五年生を対象とした澁谷優子によるターミナルケアについての講義の感想より。

私たちはあまりにも死や病気というものと闘いすぎて、
死にゆくことがあたかも負けであるかのような認識をするが、
決して死とは崖っ淵をころがり落ちていくようなものではなく、
ケアの仕方によっては、
今まで来た道をもう一度たどるようなものであるということを理解すべきなのではないか

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P109
医学科の五年生を対象とした澁谷優子によるターミナルケアについての講義の感想より。

医師は疾患に関する治療と同時に、
病気に対する癒しをも自分の仕事と考えなければならない

AERA Mook 60『死生学がわかる。』(朝日新聞社,2000)P108