伝統芸能
俺は馬鹿に嫌われるのが得意だ。
毎日銭の儲かるので好きな酒をたらふく呑み何だか心面白くッて、
はゝゝゝ親父も笑やあこいつも笑い、わっちも笑って暮らしやした。
はゝゝゝ。悦びあれば悲しみありと――
手を出して、足をいただく蛸かいな
赤穂藩浅野家筆頭家老・大石内蔵助(良雄)。
河内へ越ゆる抜け道は、
狐川を左にとり右へ渡って山越えに右へ渡って山越えに‥‥‥
よもやそうは参りますまい
南与兵衛が郷代官に任ぜられ南方十次兵衛と改名して帰ってくる。
何、アノ内へ又候戻れといやるのか。
ヱゝ置ねへな、いけ無作法な、みづからが手をとって、緩怠至極、ヱゝすかねへ人だ
吉田家の息女。美貌ながらも生まれつき左手が開かない障害を持っている。
新三が居合わせた男のひとりに、知り合いからあずかって近くの居酒屋にとどけてやると約束した傘を渡しながら言う。
おい、猪助さん、傘忘れるなよ。
その傘、橋向こうの相模屋さんへ返すンだぞ、いいな?
髪結い。長屋の住人である。
泣かしゃんせ泣かしゃんせ、その涙が蜆川へ流れて、小春の汲んで飲みやろうぞ
近松門左衛門作の人形浄瑠璃。享保5年(1720年)12月6日、大坂竹本座で初演。...-ウィキペディア
星満々たりと言えど、月の光に勝つことあたわず、ならば手柄にからめて見よええ
義太夫節またそれに合せて演じる人形浄瑠璃・歌舞伎の演目。
心のままに鴬の、声は聞けども籠鳥の、雲井を慕う身の上を、思いやられよ
大判事清澄の子。
お跡を慕うて知らぬ道、お行方尋ねるそのうちも、
君の記念とこの盃、肌身離さず抱きしめて、いつか鮑の片思い‥‥‥
河内国の大名高安通俊の妻。
さてその次は江の島の岩本院の児あがり、
ふだん着慣れし振袖から髷も島田に由井ヶ浜、
打ち込む浪にしっぽりと女に化けた美人局、油断のならぬ小娘も小袋坂に身の破れ、
悪い浮名も竜の口土の牢へも二度三度、だんだん越える鳥居数、
八幡様の氏子にて鎌倉無宿と肩書も、島に育ってその名さえ、弁天小僧菊之助
千寿姫を騙し身投げさせた後、日本駄右衛門の手下となり女装して恐喝と窃盗を働く。
此の世の名残。夜も名残。死にゝ行く身を譬ふれば。
あだしが原の道の霜。一足づゝに消えて行く。
夢の夢こそあはれなれ。あれ数ふれば暁の。
七つの時が六つなりて 残る一つが今生の。鐘の響の聞納め。寂滅為楽と響くなり
近松門左衛門が書いた人形浄瑠璃や歌舞伎の演目として有名な物語である。
逢ふに逢はれにその時は、この世ばかりの約束か。
『曽根崎心中』(そねざきしんじゅう/旧字曾根崎心中、そねざきしんぢゅう)は世話物...-ウィキペディア
百年生きるも水子で死ぬも、持って生まれたその身の定業、
卑怯未練に人手を借りずこなたが初手からくれろと言やあ、
名に負う幕府のお旗本八千石の知行取り、
相手にとったて不足がねえから、綺麗に命を上げまする。
元和8年(1622年) - 明暦3年7月18日(1657年8月27日)) 江戸時...
この世の名残り、夜も名残り。死にに行く身をたとふればあだしが原の道の霜。
一足づつに消えて行く夢の夢こそあはれなれ
近松門左衛門が書いた人形浄瑠璃や歌舞伎の演目として有名な物語である。
‥‥‥たとえば県下は両成敗、そっちへ響きが行ったならば小脇に掻い込む槍よりか、
八千石の知行所を棒に振らざあなるめえぜ、その気でおれを殺さっせえ
元和8年(1622年) - 明暦3年7月18日(1657年8月27日)) 江戸時...
ナムサッタルマグンダリギヤ‥‥‥ハライソ、ハライソ。
慶長17年(1612年)- 没年不詳 江戸時代前期の商人、探検家。
この一幕の悲劇性を象徴するせいふである。
いかに弁慶、道々も申す如く、
かく行く先々に関所あっては所詮、陸奥までは思いもよらず。
名もなき者の手にかからんよりはと、覚悟はとくよりきわめたれど、
各々の心もだし難く、弁慶が言葉に従い、かく強力とは姿を替えたり。
面々計らう旨ありや。
直助:伊右衛門さま。なるほど、お前は強悪だなア。
伊右衛門:強悪にゃア、誰がしたえ
四代目鶴屋南北作の歌舞伎狂言。全五幕。文政8年 (1825) 江戸中村座で初演さ...
恋の手習い、つい見習いて、誰に見しょとて紅かね付きょぞ、
みんな主への心中立て、おお嬉し、おお嬉し
梅は飛び、桜は枯れる世の中に、何とて松のつれなかるらん。
女房よろこべ、伜はお役にたったわいやい
三つ子の長男。 藤原時平の舎人、兄弟の中の切れ者。
堕落した、堕獄した。生きながら阿鼻地獄へ落ちた
落ちても、こけても、のめっても、だんないだんない
院建立を約束に皇子誕生の願をかけ、見事これを成就させる。しかし当の天皇が寺院建立...
盗みはすれど非道はせず
天下の大盗賊。千寿姫を身投げさせた菊之助を手下にする。
べらぼうめ。男と見られたうえからァ、窮屈な目するだけ無駄だ。
もし、お侍さん、御推量の通りわっちァ(私)男さ。
どなたもまっぴら御免なせえ。番頭、煙草盆貸してくれ
千寿姫を騙し身投げさせた後、日本駄右衛門の手下となり女装して恐喝と窃盗を働く。
まず俺の名を手の平に三編書いて嘗めろ、一生女郎に振られるということがねえ
侠客に姿をやつした曾我五郎(助六)は、源氏の宝刀「友切丸」を探すため吉原に通って...