新三がやくざの親分の弥太五郎と橋の上で出会って、互いに短刀を抜いて殺し合いになるとき、
新三が居合わせた男のひとりに、知り合いからあずかって近くの居酒屋にとどけてやると約束した傘を渡しながら言う。

おい、猪助さん、傘忘れるなよ。
その傘、橋向こうの相模屋さんへ返すンだぞ、いいな?

「人情紙風船」より。
髪結新三

髪結新三 1

髪結い。長屋の住人である。


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