オスカー・ワイルド 100
1854年10月16日 - 1900年11月30日
アイルランド出身の詩人、作家、劇作家。
耽美的・退廃的・懐疑的だった19世紀末文学の旗手のように語られる。多彩な文筆活動をしたが、男色を咎められて収監され、出獄後、失意から回復しないままに没した。...-ウィキペディア
社会は個人に対して極刑を加える権利を持つかのように揮うが、
社会は浅薄きわまりない悪徳をもっていて、己の行う事を自覚する力がない。
「獄中記」より
われわれはすべて自然を観賞する事ばかりが多く、自然と共に生きる事があまりに少ないように思われる。
「獄中記」より
民衆が好まない事柄は革新である。
「社会主義化の人間の魂」より
かっぱらうより物乞いするほうが安全だが、
物乞いするよりかっぱらうほうが気持ちがいい
「社会主義のもとの人間の魂」より
デモクラシーは単に人民の、人民による、人民のために、
こん棒で打ち倒すことを意味する。
「社会主義のもとの人間の魂」より
宗教は、それが真実であることを立証されるときは終焉する。
科学は死んだ宗教の記憶である。
「青年のための警句と哲学」より
国民の憎悪心は、文化が低ければ低いほど強い。
「断片」より
男は人生を早く知りすぎるし、女はおそく知りすぎる
「つまらぬ女」より
男はつねに女の初恋の人になろうとする。女は男の最後のロマンスになろうとする
「つまらぬ女」より
男は退屈から結婚する。女は物好きから結婚する。そして双方とも失望する
「つまらぬ女」より
不平は人間にとっても、国家にとっても進歩の第一段階である
「つまらぬ女」より
社交術を会得しているという名声を得るには、
そんな女性をも愛しているように語ることである。
「つまらぬ女」より
若い人たちは誠実になろうと欲するが、そうはできない。老いたる人たちは不誠実になろうとするが、そうはできない
「ドリアン・グレーの肖像」より
女は男に欠陥があるからこそ愛するのだ。男に欠陥が多ければ、女は何もかも許してくれる、
われわれの知性さえもだ
「ドリアン・グレーの肖像」より
われわれは女性を解放したが、女のほうは依然として主人を捜している奴隷だ
「ドリアン・グレーの肖像」より
女が再婚する場合は、先夫を嫌っていたからだ。女は運を試すのだし、男は運を賭けるのだ
「ドリアン・グレーの肖像」より
結婚というもののひとつの魅力は、
双方にとってだましあいの生活を絶対必要とするのだ
「ドリアン・グレーの肖像」より
恋すると誰でも自分を欺くことから始まり、他人を欺くことで終わるのがつねである。これが世の、いわゆるロマンスである
「ドリアン・グレーの肖像」より
人間は自分の敵を選ぶことにあまりにも不注意だ
「ドリアン・グレーの肖像」より
現代の道徳は、現代の基準を受け入れる点にある。
いやしくも教養のある人間にとって、現代の基準を受け入れるということは、
愚劣きわまる不道徳のひとつの形式だと思う。
「ドリアン・グレーの肖像」より
道義心と臆病は実は、同じ事だ。
「ドリアン・グレーの肖像」より
女はへつらいによって決して武装を解除されないが、男はたいてい陥落されてしまう
「理想の夫」より
愛情のまるでない結婚よりももっと悪い結婚が一つある。それは愛情があっても片方だけの場合である
「理想の夫」より
夫婦愛というものは、互いが鼻についてから、
やっと湧き出て来るものです
「理想の夫」より
道徳は、われわれが個人的に好かない人たちに対してとる態度だ。
「理想の夫」より
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