藤子・F・不二雄

「ふきかえ糸電話」

先生:どうしてそんなに0点ばかりとるんだ。
先生がくれるから‥。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第37巻』(小学館,1986)126p
野比のび太 42

野比 のび太(のび のびた)は藤子・F・不二雄の漫画およびアニメ作品『ドラえもん...-ウィキペディア

「ドラえもんに休日を!!」

ぜいたくいうな、ぼくなんて年じゅう無休なんだぞ。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第35巻』(小学館,1985)112p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

「のび太もたまには考える」

考えてみれば‥‥‥、さっきからのこと‥、
すべて(能力)カセットのおかげじゃないか。
ぼく自信はあいかわらず‥‥‥、ドジでのろまで弱虫で‥‥‥‥。
思えばむなしい‥‥‥‥。
ドラえもん、なんにもいわなかったな‥‥‥。
ぼくのこともうあきらめちゃったのかな‥‥‥。
ドラえもんともいつかは別れの時がくる‥‥‥。
いつまでも子どもじゃいられないものな‥‥‥。
わかってるんだよ、このままじゃいけないってことは‥‥‥。
しかし、何度決心しても、ズルズルと元へもどっちゃうんだよな‥‥‥。
でも、やっぱり努力はしなくちゃいけないんだよな。あきらめずにな。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第34巻』(小学館,1985)143p
野比のび太 42

野比 のび太(のび のびた)は藤子・F・不二雄の漫画およびアニメ作品『ドラえもん...-ウィキペディア

「のび太もたまには考える」

悩んでる‥? いや、悩んでなんかいないね、たんに甘ったれてるだけだ。
いっぺんでいいから本気で悩んでみろ!!
自分というものをしっかりみつめろ。悩んで悩んで悩んで悩みぬくのだ。
そうすれば‥、そこに新しい道がひらけるだろう。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第34巻』(小学館,1985)136p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

「横取りジャイアンをこらしめよう」
ジャイアン

友だち! なかまだろ!!
おまえのものは おれのもの、おれのものも おれのもの‥な!!

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第33巻』(小学館,1985)92p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

「鏡の中の世界」

説明すると長くなる。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第33巻』(小学館,1985)63p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア


    何がやねん - 銘無き石碑
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「実物ミニチュア大百科」
パパとの会話

朝食というのは朝のごはんでしょ。
そう。
昼食が昼ごはん、夕食が夜ごはん。
そう。
じゃ、日食というのは一日中食べてるの。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第30巻』(小学館,1984)4p
野比のび太 42

野比 のび太(のび のびた)は藤子・F・不二雄の漫画およびアニメ作品『ドラえもん...-ウィキペディア

「神さまロボットに愛の手を!」

神さまなんかに用のない時代なのかね。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第28巻』(小学館,1983)141p
野比のび太 42

野比 のび太(のび のびた)は藤子・F・不二雄の漫画およびアニメ作品『ドラえもん...-ウィキペディア

「10分おくれのエスパー」

正義を守るにも力がいるんだなあ。力がほしいなあ‥。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第27巻』(小学館,1983)120p
野比のび太 42

野比 のび太(のび のびた)は藤子・F・不二雄の漫画およびアニメ作品『ドラえもん...-ウィキペディア

「森は生きている」

ゆめをみていたと思えばいいんだよ。わずかな間だったけど、楽しいゆめを。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第26巻』(小学館,1982)120p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

「のび太の結婚前夜」
源義雄(しずかの父)

最初のおくり物はきみ(静香)がうまれてきてくれたことだ。
午前三時ごろだったよ。きみの産声が天使のラッパみたいにきこえた。
あんなに楽しい音楽はきいたことがない。
病院をでたとき、かすかに東の空が白んではいたが、頭の上はまだ一面の星空だった。
この広い宇宙の片すみに、ぼくの血をうけついだ生命がいま、うまれたんだ。
そう思うとむやみに感動しちゃって。涙がとまらなかったよ。
それからの毎日、楽しかった日、
みちたりた日びの思い出こそ、きみからの最高のおくり物だったんだよ。
少しぐらいさびしくても、思い出があたためてくれるさ。
そんなこと気にかけなくていいんだよ。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第25巻』(小学館,1982)187p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

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「二十世紀のおとのさま」
おとのさま と子供の会話

へ~、とのさまなの。とのさまってなあに?
 
この国でいちばんえらい人だ。
どうしてえらいの? 力が強いの? 頭がいいの? 人より仕事ができるの?
どのさまはえらいから、仕事などしないのだ。
遊んでてどうしてえらいの? ねえねえ。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第23巻』(小学館,1982)44p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

「タンポポ空を行く」
タンポポ親子の会話

そうよ、ママも風にのってとんできたのよ。
どこから? ママのママって、どこに生えていたの?
遠い、遠い‥‥‥‥‥‥‥、山おくの駅のそば‥。
ある晴れた日、大ぜいの兄弟たちといっしょにとびたったの。
こわくなかった?
ううん、ちっとも。はじめて見る広い世界が、楽しみだったわ。
つかれると列車の屋根におりて‥‥‥、ゴトゴトゆられながら昼寝したの。
夜になるとちょっぴりさびしくなって泣いたけど、お月さまがなぐさめてくれたっけ。
高くのぼって海を見たこともあるわ。青くて広くてとってもきれいだったわよ。
やがて、この町について‥‥‥、のび太さんのお部屋へとびこんだの。
ママ、旅をしてよかったと思う?
もちろんよ。おかげできれいな花をさかせて、ぼうやたちも生まれたんですもの。
ねむくなっちゃった。
じゃあね、歌を歌ってあげますからねんねしなさい。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)187p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

「タンポポ空を行く」
タンポポ

勇気を出さなきゃだめ! みんなにできることがどうしてできないの。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)186p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

「タンポポ空を行く」
タンポポ

にが手なら、なおさら、ぶつかっていかなくちゃ。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)182p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

「ねむれぬ夜に砂男」

冬の空はきれいだな。星がふってくるようだ。
死んだようにねむる夜の町‥‥‥、ぼくの足音だけがむなしくこだまする。
このムード、悪くないね。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)162p
野比のび太 42

野比 のび太(のび のびた)は藤子・F・不二雄の漫画およびアニメ作品『ドラえもん...-ウィキペディア

「あの日あの時あのダルマ」
のび太のおばあちゃん

ぼく、ひとりでおきるよ。これからも、何度も何度もころぶだろうけど‥‥‥。
かならず、おきるから安心しててね、おばあちゃん。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)131p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

「あの日あの時あのダルマ」
のび太のおばあちゃん

ねぇのびちゃん。ダルマさんてえらいね。
なんべんころんでも、泣かないでおきるものね。
のびちゃんも、ダルマさんみたいになってくれるとうれしいな。
ころんでもころんでも、おっきできる強い子になってくれると‥‥‥‥、
おばあちゃん、とっても安心なんだけどな。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)131p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

「あの日あの時あのダルマ」
のび太のおばあちゃん

のびちゃんが泣いてたら、心配で寝てなんかいられないよ。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)130p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

「あの日あの時あのダルマ」
のび太のおばあちゃん

さ、ダルマさんもおっきしたよ。のびちゃんだって、ひとりでおっきできるでしょ。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)130p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

「しあわせのお星さま」

地球なんかに生まれてそんした。そうだ、もっと住みよい星へ行こう。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)112p
野比のび太 42

野比 のび太(のび のびた)は藤子・F・不二雄の漫画およびアニメ作品『ドラえもん...-ウィキペディア

「しあわせのお星さま」

昼間が長すぎるんだよ。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)111p
野比のび太 42

野比 のび太(のび のびた)は藤子・F・不二雄の漫画およびアニメ作品『ドラえもん...-ウィキペディア

「主役はめこみ機」

わき役でも(いい)なんて気が小さいな。なるなら主役にと思わなきゃ。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第17巻』(小学館,1979)91p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

「バイバイン」
剛田武
まんじゅうを腹いっぱい食べて

体中があまったるくなった。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第17巻』(小学館,1979)9p
ドラえもん 142

藤子・F・不二雄による日本の児童向けSFギャグ漫画。1969年から小学館の雑誌で...-ウィキペディア

「バイバイン」

このくりまんじゅう、食べるとうまいけどなくなるだろ。
食べないとなくならないけど、うまくないだろ。
食べてもなくならないようにできないかなあ。

藤子・F・不二雄『ドラえもん 第17巻』(小学館,1979)6p
野比のび太 42

野比 のび太(のび のびた)は藤子・F・不二雄の漫画およびアニメ作品『ドラえもん...-ウィキペディア