野比のび太
あの少年は、人の幸福を歓び、人の不幸を哀しんでやれる子だ。
人間にとってそれが1番大事なことなんだからね。
映画『ドラえもん のび太の結婚前夜』より。しずかちゃんのパパの名言。
のび太! ぼくもきみのことちゃんと見てるから!! しっかりがんばれ!
きみだってやればできるんだから!!
朝もちゃんと起きられるし、宿題もできるし、ケンカも負けない、
ママの言うことも聞いて、そんなふうになれるんだ‥‥‥。
のび太:なに言ってんだよ! ドラえもん!!
きっと信じてるよ、のび太‥‥‥。
藤子・F・不二雄プロ『大長編ドラえもん VOL.22 のび太とロボット王国(キングダム)』(小学館,2002)157p
この星も地球も、未来はぼくたち しだいなんだよね。
藤子・F・不二雄『大長編ドラえもん VOL.17 のび太のねじ巻き都市(シティー)冒険記』(小学館,1997)153p
泣くなよ。生まれたり亡んだりして、生物は進化していくんだよ。
藤子・F・不二雄『大長編ドラえもん VOL.15 のび太の創生日記』(小学館,1995)53p
昔の人が夢みたように雲の上には国があった。今はからっぽ‥‥‥。
でも‥‥‥、もう一度とりもどそうよ。天国の夢をぼくたちの手で!!
藤子・F・不二雄『大長編ドラえもん VOL.12 のび太雲の王国』(小学館,1994)189p
バウワンコ百八世の子、クンタック王子
のび太:しかし‥‥‥、犬の王国なんて‥。信じられないなあ。
クンタック王子:おたがいさまです。
ぼくだってこの目でみるまで、人間の世界なんて信じられなかった。
藤子・F・不二雄『大長編ドラえもん VOL.3 のび太の大魔境』(小学館,1985)116p
「そのときどこにいた」
のび太:きょうは日曜、いい天気。こんな日は、なにかいいことがありそうだ。
ドラえもん:おもてで元気に遊んでくるといいよ。
のび太:そうだね。そうしよう。しずちゃんと、ボール遊びでもしよう。
藤子・F・不二雄『ドラえもんプラス 第3巻』(小学館,2005)45p
「恐怖のたたりチンキ」
のび太のママ
のび太のママ
先生からお電話があったのよ!! もっとお勉強させなさいって!
マンガなんかよむひまがあったら‥。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第40巻』(小学館,1989)39p
「ジャイアン殺人事件」
のび太:ジャイアン本人はどうしてあのすさまじい歌にケロッとしていられるんだろ。
ドラえもん:あたりまえだろ、フグが自分の毒で死ぬか!?
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第39巻』(小学館,1988)139p
「ふきかえ糸電話」
先生:どうしてそんなに0点ばかりとるんだ。
先生がくれるから‥。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第37巻』(小学館,1986)126p
「ドラえもんに休日を!!」
ぜいたくいうな、ぼくなんて年じゅう無休なんだぞ。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第35巻』(小学館,1985)112p
「のび太もたまには考える」
悩んでる‥? いや、悩んでなんかいないね、たんに甘ったれてるだけだ。
いっぺんでいいから本気で悩んでみろ!!
自分というものをしっかりみつめろ。悩んで悩んで悩んで悩みぬくのだ。
そうすれば‥、そこに新しい道がひらけるだろう。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第34巻』(小学館,1985)136p
「のび太の結婚前夜」
源義雄(しずかの父)
源義雄(しずかの父)
最初のおくり物はきみ(静香)がうまれてきてくれたことだ。
午前三時ごろだったよ。きみの産声が天使のラッパみたいにきこえた。
あんなに楽しい音楽はきいたことがない。
病院をでたとき、かすかに東の空が白んではいたが、頭の上はまだ一面の星空だった。
この広い宇宙の片すみに、ぼくの血をうけついだ生命がいま、うまれたんだ。
そう思うとむやみに感動しちゃって。涙がとまらなかったよ。
それからの毎日、楽しかった日、
みちたりた日びの思い出こそ、きみからの最高のおくり物だったんだよ。
少しぐらいさびしくても、思い出があたためてくれるさ。
そんなこと気にかけなくていいんだよ。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第25巻』(小学館,1982)187p
「タンポポ空を行く」
タンポポ
タンポポ
にが手なら、なおさら、ぶつかっていかなくちゃ。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)182p
「あの日あの時あのダルマ」
のび太のおばあちゃん
のび太のおばあちゃん
ぼく、ひとりでおきるよ。これからも、何度も何度もころぶだろうけど‥‥‥。
かならず、おきるから安心しててね、おばあちゃん。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)131p
「あの日あの時あのダルマ」
のび太のおばあちゃん
のび太のおばあちゃん
ねぇのびちゃん。ダルマさんてえらいね。
なんべんころんでも、泣かないでおきるものね。
のびちゃんも、ダルマさんみたいになってくれるとうれしいな。
ころんでもころんでも、おっきできる強い子になってくれると‥‥‥‥、
おばあちゃん、とっても安心なんだけどな。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)131p
「あの日あの時あのダルマ」
のび太のおばあちゃん
のび太のおばあちゃん
のびちゃんが泣いてたら、心配で寝てなんかいられないよ。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)130p
「あの日あの時あのダルマ」
のび太のおばあちゃん
のび太のおばあちゃん
さ、ダルマさんもおっきしたよ。のびちゃんだって、ひとりでおっきできるでしょ。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第18巻』(小学館,1979)130p
「主役はめこみ機」
わき役でも(いい)なんて気が小さいな。なるなら主役にと思わなきゃ。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第17巻』(小学館,1979)91p
「パパも あまえんぼ」
のび太のパパを見て
のび太のパパを見て
おとなって、かわいそうだね。
のび太:どうして?
自分より大きなものがいないもの。
よりかかってあまえたり、しかってくれる人がいないんだもの。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第16巻』(小学館,1978)164p
「夢まくらのおじいさん」
のび太のおじいさん
のび太のおじいさん
なにをいっておるのやら さっぱりわからんが‥‥‥、
うそをついていないことは、目をみればわかる。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第14巻』(小学館,1977)187p
「ベロ相うらない 大当たり!」
うらないなんか気にしないで、自分の信じた道を進んだのがよかったんだね。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第12巻』(小学館,1976)24p
「ジャイアンの心の友」
くやしい気もちはわかるが、しかえししても、また しかえしされるからきりがない。
それよりも‥‥‥。いじわるされるたびに しんせつにしてやったらどうだろう。
のび太:そんなばかな。
そのうちには、きっときみの ま心が通じてなかよしになれるとおもうよ。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第11巻』(小学館,1976)167p
- ああああああ
意地悪したやつ何の反省もしなさそう
- 銘無き石碑
「名刀〔電光丸〕」
宮本武蔵について
宮本武蔵について
のび太:武蔵もはじめは弱かったんだね。
ドラえもん:自信つくってことはたいしたものだ。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第11巻』(小学館,1976)72p
「人間製造機」
ものを作るということは、自分ではじめからくふうしてこそ、ねうちがあるんだよ。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 第8巻』(小学館,1975)47p