名言・語録一覧
尖鋭化は、孤立感の結果であることが多い。
そして、
孤立感から過激化した人は、他者の同情は得られても、敬意までは得られない。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)255p
誰もわかってくれない
関連名言 塩野七生 尖鋭化‥(sekihi.net)
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誰もわかってくれないけどやります、なんていう強い意志は、
聖職に身を捧げた人々にさえ求めることはできない。
彼や彼女たちでも、人間はわかってくれないかもしれないが
神はわかってくれる、と信じてやっているのだから。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)255p
映像の限界
パイオニアは、常に偉大なのである。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)249p
住まいについて
豪華な家、考え抜かれた内装、趣味のよい置物をもってしまうと、人間は何を思うか。
見せびらかしたい、と思うようになるのではないだろうか。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)203p
官能
恋をすると、人はすべてに鋭敏になる。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)172p
パワーと品格と
山猫(amazon.co.jp)
山猫(amazon.co.jp)
堂々たる山猫は、堂々と去るしかない
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)170p
パワーと品格と
品格もパワーの一つに成りえることを忘れていると、
社会はたちまち、ジャッカルやハイエナであふれかえることになる。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)170p
パワーと品格と
人間には、二種類ある。
ある種のことは死んでも出来ない人間と、それが平気で出来る人間と。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)169p
自由な女
I wish love. This is Marlene Dietrich.
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)134p
マレーネ・ディートリッヒ
3
1901年12月27日 - 1992年5月6日 ドイツ出身の女優・歌手。
自由な女
理解を求めるよりも愛されることを望むほうが、度胸がいるのである。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)134p
話すことなんてないのよ
塩野七生『人びとのかたち』(amazon.co.jp)(新潮社,1997)134p
マレーネ・ディートリッヒ
3
1901年12月27日 - 1992年5月6日 ドイツ出身の女優・歌手。
自由な女
何かを感ずれば人は笑えなくなる。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)132p
悪女
サディストは、マゾヒストなくしては存在しえないのである。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)120p
悪女
大の男に判断力を失わせるほどの愛技は、
映像よりも文字のほうが表現するに適している
映像だと、どうあがこうとポルノグラフィになってしまう。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)118p
反省という行為
原爆についてカンヌ映画祭でのインタビューにて
原爆についてカンヌ映画祭でのインタビューにて
誰かが覚えていなければならない。そして、誰かがきちんと言う必要があるのです。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)116p
黒澤明
5
1910年3月23日-1998年9月6日 日本の映画監督。
反省という行為
歴史を書くのに、国籍は無用だ。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)115p
差別について
差別をなくす唯一の道は、禁句や差別用語を使わないことではなく、
面と向って堂々と言い合うことではないか
(中略)
おたがいに馬鹿ではない。
口には出さなくても胸のうちでは思っていれば、誰にだってわかる。
そのほうが性質の悪い、そしてほんとうの意味の差別ではないだろうか。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)108p
「たった、それだけ?」「そう、たったそれだけ」
だが、たったそれだけで、女は生きていけるのである。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)103p
女の恋
結婚までしている女でも、そのうちの何人が、
「わたしには自分の男がいる」と言いきれるであろうか。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)102p
女の恋
経済上の余裕は、人生の不都合の多くを不都合でなくしてくれる。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)102p
女の恋
若い女の一目惚れは、「あら、ステキ!」の程度だから、神さまは罰を与えない。
罰を与えるのは、オトナの女の一目惚れに対してである。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)101p
学校教育
いまを生きる(amazon.co.jp)にて、キティ先生が教えたかったこと
いまを生きる(amazon.co.jp)にて、キティ先生が教えたかったこと
すべてのことには多方面からのアプローチの仕方があって、
一面から捕えてわかったような気になるのは頭脳の怠慢である
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)64p
詩とは、つかの間を捕えたものだ
(中略)
詩とは、理解するものではなく感じるものだ
塩野七生『人びとのかたち』(amazon.co.jp)(新潮社,1997)63p
つかの間の幸せ、それを捕まえるんだ
塩野七生『人びとのかたち』(amazon.co.jp)(新潮社,1997)62p
不倫
自分にとって何が最重要事かを頭にたたきこみ、
それを獲得するためには犠牲にできるものはすべて犠牲にしないと成り立たないのが、
不倫と呼ばれる男女関係であるような気がしてならない。
塩野七生『人びとのかたち』(新潮社,1997)61p
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