マルクス・トゥッリウス・キケロ 79

紀元前106年1月3日 - 紀元前43年12月7日
共和政ローマ末期の政治家、文筆家、哲学者である。ラテン語でギリシア哲学を紹介し、プラトンの教えに従う懐疑主義的な新アカデメイア学派から出発しつつ、アリストテレスの教えに従う古アカデメイア学派の弁論術、修辞学を評価して自身が最も真実に近いと考える論証や学説を述べ...-ウィキペディア

汝自身より優れたる中古を言うもの無し。

「哲学談義」より

不死不滅という希望なくしては、何人といえども、国家のために死ねるものにあらず

「哲学談義」より

炉辺のまどいより怖ろしきところなし

「断片」より

魂の病は身体のそれよりも危険であり、かつ怖ろしい。

「書簡集」より

涙ほど早く乾くものなし

「断片」より

金銭に対する欲は避くべし。富を愛するほどに狭量かつ卑しき精神はなし

「義務について」より
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借財は底なしの海なり

「義務について」より

記憶はあらゆる物事の宝であり、守護者なり

「雄弁論」より

長生きをのぞまば、中庸の道を歩むべし。

「哲学談義」より

沈黙を守っている知恵、
あるいは発言する力なき知恵は無益なり。

「義務について」より

血気さかんなる官能と放縦は、疲れ果てたる肉体を老齢に追いやる

「哲学講義」より
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閑暇は心の充足ならで、その骨休めなり。

「断片」より

楽しみへの期待への可能性は、過去の楽しみの回想につながるものなり

「哲学談義」より

感謝の心は最大の美徳のみならず、あらゆるほかの美徳の両親なり。

「断片」より

幸福なる生活は、心の平和において成り立つ

「神々の本質について」より

事件の原因は、事件そのものより興味深し

「断片」より

若者からは暴力、老人からは成熟が、その生命を奪う

「哲学談義」より

誹謗はあるとげを遺す。
利口にて名誉ある人々もそれに堪えるを至難とす。

「哲学談義」より

誤謬を犯すは人間の性なり。

「哲学談義」より

いかなる悪も蕾のうちは容易に押しつぶせるも、
成長するにつれてよりいっそう強くなる。

「断片」より

へつらいとは、悪徳の侍女なり。

「哲学談義」より

人生を支配するのは幸運であり、英知にあらざるなり

「パラドクサ」より

運動と節制は、老境になっても、何らかの若い力を維持し得る。

「書簡集」より

年々、時は過ぎ去るも、過ぎ去りし時は還らじ

「断片」より

子は子の全財産を子とともに運ぶ

「パラドクサ」より