「痛快!」シリーズ

この世の中はすべて因果関係で動いている

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P167
十八界:六根、六境、六識
※対応関係

六根 眼耳鼻舌身意
    ||||||
六境 色声香味触法
    ||||||
六識 見聞嗅味触知
         (眼界乃至意識界)

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P167
物質や現象は、それを感じる心があるから存在する。
心がなければ存在しない。だから色(物質、現象)は空なのだ

色即是空 空即是色

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P161
般若心経 2

大乗仏教の空・般若思想を説いた経典の1つ。

人間の心や意志というのは、けっして自由ではない。
煩悩に縛られ、がんじがらめにされているのです。それが不幸の根本です。

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P164
瀬戸内寂聴 28

日本の小説家、天台宗の尼僧。俗名晴美。京都府在住。 僧位は大僧正。1997年文...-ウィキペディア

自分の愛情をどんどん相手にプレゼントすれば、
増えたの減ったので悩むことはありません。

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P166
瀬戸内寂聴 28

日本の小説家、天台宗の尼僧。俗名晴美。京都府在住。 僧位は大僧正。1997年文...-ウィキペディア

四諦
お釈迦さまが菩提樹の下で悟ったときに、この世の四つの真理を発見した。
苦諦:「この世は苦しみである」という真理
集諦:「苦は無明から起きる」という真理「十二因縁」
滅諦:「苦を滅ぼすには無明をなくせ」という真理
道諦:「悟りに至るため」の真理

苦諦、集諦、滅諦、道諦

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P168
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よく一切の苦を除き、真実は虚ならざるがゆえ

能除一切苦 真実不虚

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P176
「毒矢のたとえ」より

なあ、マールンクヤよ。
お前の言うとおり、大事なのは毒の正体がどんなものであるかを知ることではない。
まず毒矢を抜いて、苦しみを取り除くことのほうが先決というものだ。
お前も、死後の世界などという問題にこだわっている場合ではあるまい。
それよりも大事なのは、今の苦しみをどうやって克服すべきかということだ。
今すべきことをせずに、いくら考えても分からないことを考えるのはやめなさい

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P185
釈迦 23

紀元前5世紀ごろの北インドの人物で、仏教の開祖である。...-ウィキペディア


    確かに自分の信じる論を並べた無神論者も神を信じる者もただ強引に自分の考えを語ってるに過ぎなかった 死んでみないと分からないからね - ゆう
等活地獄:罪人が、おたがいに殺し合いを繰り広げる
黒縄地獄:生きたままで身体を鋸引きされる
衆合地獄:山や大石が両側から迫って押しつぶされる(kotobank.jp)
叫喚(大叫喚)地獄:熱した銅が口の中にそそぎ込まれたり、嘘をついた罪人は舌を何度も引き抜かれる
焦熱(大焦熱)地獄:地獄の業火が罪人たちを焼き尽くす
阿鼻地獄:一瞬たりとも休みを与えられず、地獄の鬼の責めを受け続ける

等活地獄、黒縄地獄、衆合地獄、
叫喚地獄、大叫喚地獄、焦熱地獄、大焦熱地獄、阿鼻地獄

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P187
切に生きる
今、自分がしていることに没頭しきること。
ある僧が問いました。
「今日はどんな説明もいりません。一言で答えてください。いかなるか、これ清浄法身」

われ、常に、ここにおいて切なり

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P204
洞山和尚 1

中国の曹洞宗の祖師


    君との付き合いで孤独が癒されました。でも、それだけです。 - 銘無き石碑

    君と一緒にいたって楽しくないんだよなあ。 - 銘無き石碑

    与えてもらう人間から与える人間に変わって下さい。そうすれば、きっと楽しい。 - 銘無き石碑

自分は身体が不自由だけれども、不幸ではありません

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P220
乙武洋匡 2

フリーライターとして活躍中。 先天性四肢切断という障害を持つ。


    自分の生涯を認め、決してデメリットとして見ていない姿勢が素敵です - 銘無き石碑
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高い化粧品を買うのもけっこうですが、温かい心、優しい心を持ってください。

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P220
瀬戸内寂聴 28

日本の小説家、天台宗の尼僧。俗名晴美。京都府在住。 僧位は大僧正。1997年文...-ウィキペディア

許すということ、これが仏教の極意です。

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P220
瀬戸内寂聴 28

日本の小説家、天台宗の尼僧。俗名晴美。京都府在住。 僧位は大僧正。1997年文...-ウィキペディア

私は絶対にあの世があると信じています。
そして、あの世があると考えるのが、宗教なんです。
あの世がないと思えば宗教は要りません。

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P222
瀬戸内寂聴 28

日本の小説家、天台宗の尼僧。俗名晴美。京都府在住。 僧位は大僧正。1997年文...-ウィキペディア

お寺が墓地で儲けようなんて思ったらいけません。

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P201
瀬戸内寂聴 28

日本の小説家、天台宗の尼僧。俗名晴美。京都府在住。 僧位は大僧正。1997年文...-ウィキペディア

きれいだとか汚いというのは、すべて心が作り出した、あやふやなものなんです。

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P166
瀬戸内寂聴 28

日本の小説家、天台宗の尼僧。俗名晴美。京都府在住。 僧位は大僧正。1997年文...-ウィキペディア

巡礼時にかぶる菅笠に記されている文句
四句偈:本来、葬式の時、お棺の蓋に書く言葉
もし、巡礼者が旅の途中で死んだら、地元の人がその場所に穴を掘って埋める。
そして、その土饅頭の上に菅笠を置く。すると、それが棺桶の蓋になる。

迷故三界城、悟故十万空、本来無東西、何処有南北

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P142
巡礼時にかぶる菅笠に記されている文句
観音巡礼の場合、「観音さまとご一緒に巡礼します」という意味

同行二人

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P142
六郷満山の回峰行で唱える不動明王の真言(マントラ)

ノーマク サンマンダ バサラダン
センダマカロシャナ ソワタヤ ウンタラカンマン

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P134
三密の加持
身密:手で印を結ぶこと
口密:口に真言(マントラ)を唱えること
意密:心に大日如来を想念すること

身、口、意

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P134

行者というのは行をしている時だけが行者なんです

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P130
酒井大阿闍梨 1

比叡山の千日回峰行を、二度も行った。

七難:人間が人生で受ける七つの苦難。
この難を受けたときに、観世音菩薩のお名前を唱えると助けられ、難を逃れられる。
火難:火事のこと。
水難:船が沈没して溺れること。
風難:嵐に遭って船が遭難すること。
刀杖難:暴力によって危害を受けること。
鬼難:鬼が襲ってくること。
枷鎖の難:無実の罪で捕えられること。
怨賊の難:盗賊に襲われること。

火難、水難、風難、刀杖難、鬼難、枷鎖の難、怨賊の難

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P114

    君を七難から守る - 綾波レイ

口下手な人だって、ニッコリ笑うくらいのことはできます。

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P88
瀬戸内寂聴 28

日本の小説家、天台宗の尼僧。俗名晴美。京都府在住。 僧位は大僧正。1997年文...-ウィキペディア

六破羅蜜:この六つをやれば彼岸へ行くことができる。
布施:プレゼントすること。
持戒:戒を持つ、戒律を保つこと。
忍辱:辛抱すること。
精進:努力すること。
智慧:正しい判断力ということ。

布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P85

信は任すなり

瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P80