善
ここの不幸が一般的に幸福をつくるのです。したがって、ここの不幸が多ければ多いほど、すべては善なのです
「カンディード」より
世の中に絶対的の悪というものはない。悪はいつも抽象的に物の一面を見て全貌を知らず、
一方に偏して全体の統一に反する所に現れるのである。
悪がなければ善もない。悪は実在の成立に必要なる要素である。
「人の性格について」より
ウィリアム・ヘイズリット
22
イギリスの著作家、批評家、随想作家。...-ウィキペディア
一番恐ろしい悪は、自ら全てを知っていると信じていることから、
みずから人間を殺す権利を認めるような無知の悪をおいてほかにはない。
「ペスト」より
アルベール・カミュ
58
フランスの小説家、劇作家、哲学者。フランス領アルジェリア出身。第二次世界大戦中に...-ウィキペディア
世間に存在する悪は、大半がつねに無知に由来するので、
明識がなければ、よい意志も悪意と同じほどの多くの被害を与えることもあり得る。
「ペスト」より
アルベール・カミュ
58
フランスの小説家、劇作家、哲学者。フランス領アルジェリア出身。第二次世界大戦中に...-ウィキペディア
幸福とは最高の善なり
「ニコマコス倫理学」より
アリストテレス
53
古代ギリシアの哲学者である。 プラトンの弟子であり、ソクラテス、プラトンととも...-ウィキペディア
悪を原因によって知る人は決して人を呪いもせず、
絶望もしないことを学ぶであろう。
「幸福語録」より
エミール=オーギュスト・シャルティエ(アラン)
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フランス帝国(フランス第二帝政)ノルマンディー・モルターニュ=オー=ペルシュ出身...-ウィキペディア
悪をなす者はみずからにも悪をなす。
「自省録」より
マルクス・アウレリウス・アントニヌス
59
第16代ローマ皇帝(在位:161年 - 180年)。ネルウァ=アントニヌス朝では...-ウィキペディア
われわれは外部から、他人から加えられし悪、
つまりわれわれの排除し得ない悪に動乱させられながら、
つねに自己の力で排除し得るにもかかわらず、
己自身の悪とは抗争せず。
「自省録」より
マルクス・アウレリウス・アントニヌス
59
第16代ローマ皇帝(在位:161年 - 180年)。ネルウァ=アントニヌス朝では...-ウィキペディア