エミール=オーギュスト・シャルティエ(アラン) 48

1868年6月2日 - 1951年6月2日
フランス帝国(フランス第二帝政)ノルマンディー・モルターニュ=オー=ペルシュ出身の哲学者、評論家、モラリスト。 フランス中世の詩人、作家であるアラン・シャルティエに由来する。 1925年に著された『幸福論 (アラン...-ウィキペディア

金は必要からのみ金を求める連中を回避する

「幸福語録」より

倦怠する者が倦怠に身をもてあますように、
羨望する者は、羨望で身をいじめる

「人間語録」より

真の賭博者は注意・用心・腕前がものを言う賭事はあまり好まない。

「幸福語録」より

ことばは社会の児である

「精神と情熱とに関する八十一章」より

嘘つきがいつでも必ず嘘をつくとしたら、それはすばらしいことである。

「人間語録」より

学者ぶった先生は、へりくつ屋の有力な仲間に入れたい。
へりくつ屋の狩猟は観念を追っかけ回すのである。

「宗教語録」より
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恐怖には、恐怖に対する恐怖というものしかほかにはない

「人間語録」より

喧嘩をつくるのは倦怠だ。その証拠は、いちばん喧嘩好きなのは、
仕事や心配のいちばん少ない人間に決まっているからだ。

「幸福論」より

後悔とは、苦い徒労の後戻りである。
それは過失のへまなりようである。

「文学語録」より

寛大は王権の最後の手段である。
しかし、私は厳格な服従によって、その高貴なマントをはいでやる。

「精神と情熱とに関する八十一章」より

「衣服は習慣だ」という代わりに「習慣は衣服だ」と言いたい。

「幸福語録」より
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習慣はわれわれの偶像であり、われわれが服従するから強いのである。

「幸福語録」より

臆病者はしばしば野心家なのだから、
彼らは威厳の鎧として権力を求める。というのは、他の人々の礼節、
ましてや尊敬は、彼の悩みを眠らせてくれる香油なのだから

「人間語録」より

人間は自信を持ち、貫禄がつき、自分の仕事以外に己がないようになると、
平凡なものになる。役所ほど人間を殺すところはない。

「宗教語録」より

青年は恋愛を欲しがり、壮年は地位を欲しがり、
老人は貪欲にな手地位も金も名誉もすべて欲しがる

「精神と情熱とに関する十八章」より

制服というものは、人間に安著と尊敬とを同時に与える。
そして、すべての服装は多かれ少なかれ制服である。

「美学入門」より

他人からもらった快楽というものは、約束しただけのものを決して支払ったことがないのに反し、
行動することの快楽は、必ず約束したものより以上のものを支払う

「幸福語録」より

夫婦の社会では、それぞれの仕事しだいで各自が相手を助け、あるいは相手を支配する。だから、夫婦は対等だが、異なっている。彼らは異なるからこそ対等なのである

「人間語録」より

いかなる人間の思考も、他人の考えについての思考にほかならない。
最も深い思想の人たちは、自分にとってよいものを他人の考えから採択し
それをいっそう前進させるものである。

「文学語録」より

悪を原因によって知る人は決して人を呪いもせず、
絶望もしないことを学ぶであろう。

「幸福語録」より

懐疑は賢者の冠である

「精神と情熱とに関する八十一章」より

乞食は純粋のブルジョアだといってよい。というのは、彼はもっぱら哀願にのみ依存して生きているのだから

「人間語録」より

年代順にいえば、恋愛の次には野心が、野心の次には貪欲が来る

「精神と情熱とに関する八十一章」より

成功して満足するのではない。満足していたから、成功したのである

「幸福語録」より

野心家の主な幸福は忙しいということである

「幸福語録」より