ウィリアム・ヘイズリット 22

1778年4月10日 - 1830年9月18日
イギリスの著作家、批評家、随想作家。...-ウィキペディア

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なんの取柄もない人々の存在は、実は世の中になくてはならない救いのひとつである。己の分をきちんとわきまえている限りは、その人はけっこう面白いし、愛嬌さえある

「人さまざま」より

無邪気な性格は深遠な思想の自然発生的な結果である

「人の性格について」より

沈黙は会話の偉大な話術である。
自分の舌を閉じるときをしるものは馬鹿ではない。

「人さまざま」より

幸運は偉大な教師である。不運はそれ以上に偉大な教師である

「人さまざま」より

世の中に絶対的の悪というものはない。悪はいつも抽象的に物の一面を見て全貌を知らず、
一方に偏して全体の統一に反する所に現れるのである。
悪がなければ善もない。悪は実在の成立に必要なる要素である。

「人の性格について」より

人間の愚かさを見て、われわれが学ぶことのできる最善の教訓は
それを見て立腹しないことだ

「人さまざま」より
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偏見は無知の子供である。

「随筆集」より

約束を破る愉しみのために約束する人間がいる。

「人の性格について」より

己自身を低く評価するものは、他人からも低く評価される。

「人さまざま」より

重い役職に就くと、人はそれにふさわしい能力を身に付けることは目を瞠るばかりである。高位に付けば、それだけ人の評価も高まるし、自信がつければ力も強くなるのと同じだ。人は置かれた境遇に同化するものだ

「人さまざま」より

才能は勤勉努力に依存することをなす能力であり、自発的な力であるのに反し、天才は不随意の力である

「人さまざま」より
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改革が勝利を得るために肝要なことは、
それがけっして成功を収めてはならないということだ。

「人間学について」より

一般に冗談を言うと、誰か必ず被害をこうむる人がいる。

「ウィットとユーモア」より

皮肉屋は愛を通じてではなく、怖れを通じて他人の称賛を得る。

「ウィットとユーモア」より

人間はおべっかを使う動物である

「政治随筆」より

働けば働くほど働ける。忙しければ忙しいほど暇が出来る。

「断片」より

前の時代を軽るんずることは、後の時代にわれ自身のことを軽るんずるように教えているようなものだ

「古書を読む」より

われわれのすべては、多かれ少なかれ意見の奴隷である。

「政治随筆」より

自賛してみるがいい。自分を称讃する愚者どもを間違いなく見つけるだろう

「人さまざま」より

他人と戦争をする者は、自分自身との平和を築いていない

雄弁に欠かせないものは誠実さである。
自分に対して誠実な人間になれば、人を説得することができる。

富は心を豊かにする。貧苦は心を鍛える。