名言・語録一覧

人間は年を取る。自分自身のうちに、年を取るにつれて現れる、
あの衰弱、無気力、不快などの抜き差しならぬ感じを覚えるようになる。
そして、このように感じて、自分がただ加減が悪いのだと想像し、
この苦しい状態は何か特別な原因によるものだと考えて自らの恐怖を鎮め、
病気か何かのようにその状態から‥
(中略)
‥これは馬鹿げた想像だ! 
この病気は老齢にほかならない。そしてこれは恐ろしい病気なのだ。

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P269
ムスタファ・モンド(すばらしい新世界) 27

オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説である。機械文明の発達...-ウィキペディア

彼らはまたあらゆる人間と同様、独立とは人間のために作られたものでないこと
――それは不自然な状態であり――しばらくはそれでもすませるだろうが、
最後まで無事安全にわれわれを導いてゆけるものでないことに
気づくことであろう‥‥‥

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P268
ムスタファ・モンド(すばらしい新世界) 27

オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説である。機械文明の発達...-ウィキペディア

われわれの所有物がわれわれ自身のものでないと同様、
われわれもまたわれわれ自身のものではない。
われわれがおのれ自身を造ったのではなく、
われわれはおのれ自身に対して至高の権威をもつことはできない。
われわれはわれわれの幸福ではないのか。われわれは神の所有である。

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P268
ムスタファ・モンド(すばらしい新世界) 27

オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説である。機械文明の発達...-ウィキペディア

幸福はなかなかうるさい主人だ――他人の幸福ということになればとりわけそうだ。

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P264
ムスタファ・モンド(すばらしい新世界) 27

オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説である。機械文明の発達...-ウィキペディア

これもまた安定のために払う犠牲の一つだ。
幸福と調和しないのは何も芸術ばかりではない。科学もまたそうなのだ。
科学は危険だ。
われわれはとても用心してそれを鎖でつなぎ、口かせをはめておかなくちゃならない

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P261
ムスタファ・モンド(すばらしい新世界) 27

オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説である。機械文明の発達...-ウィキペディア

満足の状態というものは不幸との勇敢な戦いのような輝かしさも全然なく、
誘惑との苦闘だとか、熱情や懐疑による致命的な敗北などのような華かさも全然ない。
幸福とはけっして壮麗なものではない

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P256
ムスタファ・モンド(すばらしい新世界) 27

オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説である。機械文明の発達...-ウィキペディア

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安定は不安定ほどには目ざましいものでもない

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P256
ムスタファ・モンド(すばらしい新世界) 27

オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説である。機械文明の発達...-ウィキペディア

美は人を惹きつける、
そしてわれわれは人々が古いものに惹きつけられることを好まないのだ。
われわれは人々が新しいものを好むことをのぞんでいる

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P254
ムスタファ・モンド(すばらしい新世界) 27

オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説である。機械文明の発達...-ウィキペディア

「フォード著、わが生涯と事業」について
バーナード:でも、なぜ禁止されているんでしょうか

それは古いものだからだ。それが何よりの理由だ。
ここでは古いものには一切何の用もない

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P253
ムスタファ・モンド(すばらしい新世界) 27

オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説である。機械文明の発達...-ウィキペディア

A、B、C、ビタミンD、
脂肪は肝臓、たらは海の中。

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P233
リンダ 3

ジョンの母親。β(ベータ)だったが、若い時に所長と蛮人保存地区へ出かけ、一人はぐ...

ぼくはまず先に何かをやってみたく思うのです
‥‥‥つまり、あなたにふさわしい人間だということを証明したいのです。
ほんとにふさわしい人間になれる、というわけじゃないんです。
でも少なくとも、全然値打のない人間じゃないことを証明したいんです。
ぼくは何かをしてみたいんです

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P220
ジョン・野蛮人(サヴェジ) 1

蛮人保存地区で生まれ育つが、シェイクスピアの全作品を愛読している。文明社会に行き...

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宇宙そのものは数学という言語で書かれている。

教科書
ガリレオ・ガリレイ 7

イタリアの物理学者、天文学者、哲学者。 パドヴァ大学教授。その業績から天文学の...-ウィキペディア

インタビュアー:ジャズって何ですか?

説明しなくちゃ解らないなら、一生解らないよ。

ルイ・アームストロング 1

1901年8月4日 - 1971年7月6日 アフリカ系アメリカ人のジャズミュージ...

われわれは新しい人間をわけなくつくることが出来るのだ――望むだけの数をね。
異端は単なる個々の人間の生命以上のものをおびやかすのだ
――それは社会そのものに打撃をあたえるのだ。そうだ、社会そのものに。

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P172
バーナード・マルクス 5

α(アルファ)階級なのに手違いからγ(ガンマ)階級の姿で生まれてしまった。そのこ...

要するに個人とはなんだ?

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P172
バーナード・マルクス 5

α(アルファ)階級なのに手違いからγ(ガンマ)階級の姿で生まれてしまった。そのこ...

殺人といったところで、たかが個人を殺すだけだ

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P172
バーナード・マルクス 5

α(アルファ)階級なのに手違いからγ(ガンマ)階級の姿で生まれてしまった。そのこ...

多くの者が腐敗堕落するよりは、一人の者が苦しみを受ける方がいいのだ。

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P172
バーナード・マルクス 5

α(アルファ)階級なのに手違いからγ(ガンマ)階級の姿で生まれてしまった。そのこ...

人は才能が大であればあるほど、わき道にそれてしまう可能性も大きいのだ。

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P172
バーナード・マルクス 5

α(アルファ)階級なのに手違いからγ(ガンマ)階級の姿で生まれてしまった。そのこ...

狂気というものは伝染しやすいのですね

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P143
リンダ 3

ジョンの母親。β(ベータ)だったが、若い時に所長と蛮人保存地区へ出かけ、一人はぐ...

文明とは消毒なり

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P141
リンダ 3

ジョンの母親。β(ベータ)だったが、若い時に所長と蛮人保存地区へ出かけ、一人はぐ...

家庭は物質的にだけでなく心理的にもやはり同様むさくるしいものだ

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P45

個人が感動すれば、社会は動揺するのよ

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P111

わたしは新しい着物が大好き、わたしは新しい着物が大好き、わたしは‥‥‥

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P65
すばらしい新世界 8

オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説である。機械文明の発達...-ウィキペディア

つくろうより捨てる方がましだ、つくろうより捨てる方がましだ

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P62
すばらしい新世界 8

オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説である。機械文明の発達...-ウィキペディア

身分制度(カースト)もまた同様だった。たえず拒否された。
民主主義というものがあったのだ。
まるで人間が物理・化学的平等以上の何ものかであるように

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P58
すばらしい新世界 8

オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説である。機械文明の発達...-ウィキペディア