和辻哲郎 9

1889年3月1日 - 1960年12月26日
日本の哲学者、倫理学者、文化史家、日本思想史家。『古寺巡礼』『風土』などの著作で知られ、その倫理学の体系は和辻倫理学と呼ばれる。日本倫理学会会員。...-ウィキペディア

  • 9件を表示

古来の偉人には雄大な根の営みがあった。その故に彼らの仕事は、味あえば味わうほど深い味を示してくる

「偶像再興」より

教養は培養である。それが有効であるためには、まず生活の大地に食い入ろうとする根がなくてはならない。

「偶像再興」より

人間とは「世の中」自身であるとともにまた世の中における「人」である

「人間の学としての論理学」より

恋愛が欲望の手段ではなくして欲望が恋愛の手段である

「風土」より

自然が暴威をふるわないところでは自然は合理的な姿に己を現してくる。

「風土」より

資本主義が進展すると共に、手段としての財力が強くなり、
人間のほうが財の手段となり、
人間が機械の奴隷にされるという傾向が生じてくる。

「私の根本の考」より
広告
日記より。

菓子を食い過ぎたり。菓子は断じて廃すべし

AERA Mook 78『ジェンダーがわかる。』(朝日新聞社,2002)P13

「観る」とはすでに一定しているものを映すことではない。
無限に新しいものを見いだして行くことである。だから観ることは直ちに創造に連なる。
しかし、そのためにはまず純粋に観る立場に立ち得なくてはならない。

『風土』

    その通り!! - 銘無き石碑
この世で何を「失いたくないもの」「残しておきたいもの」と考えるか

価値を認めるということと失いたくないということとは、ほとんど同義である。
そうして価値あるものはこの世には無限にあると言ってよい。

『私の信条』1951