サミュエル・ジョンソン 63

1709年9月18日 - 1784年12月13日
イングランドの文学者(詩人、批評家、文献学者)。「英語辞典」(1755年)の編集で知られる。 18世紀英国において「文壇の大御所」と呼ばれた。親しげに「ジョンソン博士(ドクター・ジョンソン)」と称される。その有名な警句から、しばしば「典型的なイギリス人」と呼ばれる。主著に...-ウィキペディア

君の隣人を知れ、そして彼に関するすべてを知れ

「断片」より

病は一般的に死が達成する平等というものの始まりだ、といえるかもしれない。

「ランブラー誌」より

金銭を取り扱いつけている金持ちの婦人は、それを思慮深く使う。だが、結婚して初めて金銭を自由にするようになった婦人は、
それを使うことが面白くなり、ふんだんに浪費することになる

「ボズウェル「ジョンソンの生活」より」より

金を浪費したり、貯蓄する者は最も幸せな人々である。というのは、両者ともそのことを楽しんでいるからである

「ボズウェル「ジョンソンの生活」より」より

好奇心は力強い知性の最も永久的な特性のひとつである。

「ランブラー誌」より

すべての人を称讃する者は、何人も称讃せぬ

「ボズウェル」より
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われわれは、われわれがよく知らない人たちを信じがちである。というのは、彼らはわれわれをけっして欺かないからである。

「アイドラー詩」より

他人の所業にほとんど関心を示したことがない人なら、
自分自身も他人からわずかしか注目されていないことに気づくだろう

「ランブラー誌」より

希望それ自体は、幸福のひとつの形態に他ならない。それは現世がもたらしえる大きな幸福なのかもしれない

「ジョンソンの生活」より

思慮分別は人生を安全にするが、往々にして幸せにはしない

「アイドラー詩」より

思慮分別は、あらゆる知的な性質に比して最も役立つことが多い。
いかにつまらぬ自体においても用いられるし、
日常茶飯事においても、必要とされるからである。

「アイドラー詩」より
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釣り竿は一方に釣り針を、他方の端に馬鹿者をつけた棒である。

「アイドラー詩」より

無知が故意の場合は犯罪である。

「断片」より

困難はたいていの場合、怠情の娘である

「アイドラー詩」より

節約なくしては誰も金持ちになれないし、
節約する者で貧しいものはない

「ランブラー誌」より

愛国主義は無頼漢たちの最後の避難所である。

「ランブラー誌」より

喜びは捜し求めてもなかなか見つからない。われわれの喜びのいちばん明るい炎は、
おもいがけないスパークによって燃焼されるのがつねである

「アイドラー詩」より

たいていの人々は、都合と好みの混ざり合った動機によって結婚する

「サー・トマス・ブラウンの生涯」より

友愛は恋情と同じく、わずかの途切れによって強まるかもしれないが、
永い不在によって破壊される

「アイドラー詩」より

いかなる者も模倣によって卓越した者はいない。

「ランブラー誌」より

    ジョンソン氏は日本人を一人もご存じなかったらしい。 - 銘無き石碑

    日本人は模倣から吸収し高度に発展させる。多分サミュエル氏の言う模倣とは、中国人のように安易な物真似で品質を廉価させてしまう類のことを言っているのだろう - 銘無き石碑

    自己満足に陥らない者は成長する。
    自分の考えが正しいという確信を持てない者のほうが、多くのことを学ぶ。
    (中国の格言) - 銘無き石碑

    自己否定の言葉に耳を傾けられる者はより良い物を作れる、てか? - 銘無き石碑

訊問は紳士の間に見られる会話の様式ではない

「ボズウェル「ジョンソンの生活」より」より

疑義は紳士の間では会話の仕方ではない。

「ボズウェル「ジョンソンの生活」より」より

残酷物語ほど関心を喚ぶものはない。
敵が何うして子供を惨殺し、処女を強姦したか、
というニュースの報道者で失敗することはまず無い。

「アイドラー詩」より

言語は思想の衣装である。

「詩人の生活」より

人間は誰もが不可能とわかっていることを思い浮かべて悩むが、
不可能とわかっているがゆえに詳細に検討もせずに追求しようとする

「冒険者」より