リュック・ド・クラピエ・ド・ヴォーヴナルグ 63
1715年8月6日 - 1747年5月28日
ヴォーヴナルグ侯爵リュック・ド・クラピエ(Luc de Clapiers, marquis de Vauvenargues,1715年8月6日-1747年5月28日)はフランスのモラリスト。ヴォヴナルグとも表記する。...-ウィキペディア
利己心が身代をつくり上げることは少ない
「省察と格言」より
利己心が身代わりをつくり上げることは少ない
「省察と格言」より
われわれはわれわれ自身を冷笑しないために多くのものを冷笑する
「省察と格言」より
人生に結末がなかったとしたならば、誰が自己の運命に絶望するであろうか。死は悲運をこのうえなく辛いものにする
「省察と格言」より
人類の間に秩序が支配しているのは、
理性と徳がいちばん強いものであるという証拠である。
「省察と格言」より
貧困はわれわれの欲望を望むが、また、それを制限する。富裕はわれわれの欲求をふやすが、また、それを満たす手助けもしてくれる
「省察と格言」より
貧者の物惜しみしないのは浪費と称される
「省察と格言」より
われわれは不幸な人々を叱責する。
それは、不幸な人々を憐憫せずにすますためである。
「省察と格言」より
嘘つきは欺く術をしらない人であり、へつらう人間は一般に愚かな人々を欺く人である。
「省察と格言」より
怠情は心の眠りだ
「省察と格言」より
怠情は、おだやかな無力から生まれるものである
「人間精神認識の手引き」より
もろもろの偉大な思想は心から来る
「省察と格言」より
人を讃美すると、しばしばその人を損ねる。というのは、讃美にはその人の真価に限界があることが示されるからである
「省察と格言」より
人間が互いに害し合おうと内心考えをめぐらしながらも・・・
相互依存しあうことを余儀なくされているなどは、大きな見ものである
「省察と格言」より
世論の世代は人間の世代と符合しており、かわるがわる良かったり、悪かったりする。
「省察と格言」より
賭博・信仰・才気は、すでに若くない女にとっての三大武器である
「省察と格言」より
心は魂の眼であって、力の本源ではない
「省察と格言」より
友人や近親にどのような愛情を持っていても、
他人の幸せだけでわれわれが幸せを覚えることはない
「省察と格言」より
弱者は保護されようと欲して従属する。
人間を怖れる人々が法律を愛する理由は、ここにある。
「省察と格言」より
愚者ほど自分が才人をだますのに適していると思い込む
「省察と格言」より
熱烈な野心は、早くも若き日から遊びや愉しみを追い払って、己のみを支配する
「省察と格言」より
最も嗤うべき、最も向こう見ずな希望が、時として異常な成功の因であった
「省察と格言」より
われわれが人から尊敬される価値がある。という自信がもっとあったならば、人々の尊敬を得ようという野心をそんなに持たないだろう
「省察と格言」より
ヒロイズムは虚栄と相容れない。また、それと同じ原因と結果を持たない。虚栄が大きければ、それだけ栄光の愛は小さい
「省察と格言」より
運命の悲しみと歓びとは、自然の声に黙す
「省察と格言」より