名言・語録一覧

秋(とき)來らば御楯となりて散らむ身はまごころをもて鍛へざらめや

秋(とき)来らば 御楯となりて 散らん身は まごころをもて 鍛えざらめや
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
中島正俊 2

旧海軍大尉 昭和19年10月27日フィリピン洋上駆逐艦「不知火」にて作戦上戦死。...

男子(をのこ)やも空しかるべき取り佩(は)ける太刀の光のいかがやかに

男子(おのこ)やも 空しかるべき 取り佩(は)ける 太刀の光の いかがやかに
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
中島正俊 2

旧海軍大尉 昭和19年10月27日フィリピン洋上駆逐艦「不知火」にて作戦上戦死。...

唯一(ただひとつ)葉端書(はしがき)に何はあらねども
我讀み讀みぬ母の手なれば

唯一(ただひとつ) 葉端書(はしがき)に何は あらねども 我読み読みぬ 母の手なれば
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
馬場充貴 3

旧海軍少尉 昭和20年3月21日戦死。享年24歳

一年もなかりしがごと母と二人炬燵に向ひ熱き茶を飲む

一年も なかりしがごと 母と二人 炬燵に向ひ 熱き茶を飲む
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
馬場充貴 3

旧海軍少尉 昭和20年3月21日戦死。享年24歳

食もなく衣寒くも唯一日母子集ひて語らむをのみ

食もなく 衣寒くも 唯一日 母子集ひて 語らむをのみ
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
馬場充貴 3

旧海軍少尉 昭和20年3月21日戦死。享年24歳

皇國に春を誘ふ沖繩に雲染む屍と散らん此の時

皇國に 春を誘う 沖縄に 雲染む屍と 散らん此の時
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
平林勇作 1

旧海軍少尉

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人知れず奥山に咲く若櫻散りゆく花も山櫻花

人知れず 奥山に咲く 若桜 散りゆく花も 山桜花
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
森本和次 1

旧海軍大尉 昭和19年10月9日殉職。享年23歳。

高千穂も見えなくなりて今は唯敵空母にぞ必中を祈るらん

高千穂も 見えなくなりて 今は唯 敵空母にぞ 必中を祈るらん
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
山川芳男 2

旧海軍大尉 神風特攻隊 昭和20年5月11日南西諸島にて特攻戦死。享年21歳。中...

愛機征く緑の聖地後にして神州護る若櫻花

愛機征く 緑の聖地 後にして 神州護る 若桜花
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
山川芳男 2

旧海軍大尉 神風特攻隊 昭和20年5月11日南西諸島にて特攻戦死。享年21歳。中...

吾が青春を國に捧げし丈夫(ますらを)も人の子故情け知るなり

我が青春を 國に捧げし 丈夫(ますらお)も 人の子故 情け知るなり
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
山田惠太郎 1

神風特攻隊員 昭和20年4月7日沖縄海域にて特攻戦死。享年18歳。

山櫻散り行く時に散らざれば散りゆく時はすでに去りゆく

山桜 散り行く時に 散らざれば 散りゆく時は すでに去りゆく
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
鷲尾克巳 2

旧陸軍少尉 特攻隊 昭和20年5月11日沖縄嘉手納湾にて特攻戦死。第一高校出身。

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夕空に輝く雲はふるさとの岩間の水にたゞよひて居む

夕空に 輝く雲は ふるさとの 岩間の水に ただよいて居る
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
田中正二 6

旧日本軍人 昭和20年1月27日戦死。享年21歳。

敷島の道に祈りしちちのみの遺言思へばここだかなしも

敷島の 道に祈りし ちちのみの 遺言思えば ここだかなしも
ちちのみの=父にかかる枕詞
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
田中正二 6

旧日本軍人 昭和20年1月27日戦死。享年21歳。

遙けくも送られて來し鈴の音に五十鈴の川の川の音を聽く

遙けくも 送られて来し 鈴の音に 五十鈴の川の 川の音を聴く
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
田中正二 6

旧日本軍人 昭和20年1月27日戦死。享年21歳。

鈴の音の清きひびきに絶ゆるなき五十鈴の川の川の音を聽く

鈴の音の 清きひびきに 絶ゆるなき 五十鈴の川の 川の音を聴く
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
田中正二 6

旧日本軍人 昭和20年1月27日戦死。享年21歳。

山峡に湧き立つ雲のたえ間よりはるかに見ゆる谷合の村

山峡に 湧き立つ雲の たえ間より はるかに見ゆる 谷合の村
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
田中正二 6

旧日本軍人 昭和20年1月27日戦死。享年21歳。

日の本の民のほこりも知らずして巷に人のむれて迷ふも

日の本の 民のほこりも 知らずして 巷に人の むれて迷ふも
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
田中正二 6

旧日本軍人 昭和20年1月27日戦死。享年21歳。

師が宣(の)らすしづけき御声の畏(かしこ)さにひたにぞ泣かむ泣くべくありけり

師が宣(の)らす しずけき御声の 畏(かしこ)さに ひたにぞ泣かむ 泣くべくありけり
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
田中清次 3

旧日本軍人 昭和20年4月沖縄にて戦死。享年24歳。早稲田大専門部出身。

風の音(と)の遠のみかどのますらをのかなしき道統(みち)をしにびまつるも

風の音(と)の 遠のみかどの ますらおの かなしき道統(みち)を しにびまつるも
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
田中清次 3

旧日本軍人 昭和20年4月沖縄にて戦死。享年24歳。早稲田大専門部出身。

拙なきは拙なきまゝに御幣(みでぐら)を斎(いは)い祭りて歌はむ吾は

拙なきは 拙なきままに 御幣(みでぐら)を 斎(いわ)い祭りて 歌はむ我は
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
田中清次 3

旧日本軍人 昭和20年4月沖縄にて戦死。享年24歳。早稲田大専門部出身。

君がため御楯となりてこの命捨つべき秋(とき)の來るうれしさ

君がため 御楯となりて この命 捨つべき秋(とき)の 来るうれしさ
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
田中正喜 1

神風特攻隊員 昭和20年5月28日南西諸島にて特攻戦死。享年22歳

勅(みこと)なれど大和男(を)の子のま心はやむにやまれず今日の門出に

勅(みこと)なれど 大和男(お)の子の ま心は やむにやまれず 今日の門出に
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
千浦徹郎 1

旧陸軍少尉 昭和20年8月17日富山基地を出発し還らず。享年24歳。慶應大学出身...

白玉の眞奈児は遣りて顧みぬやまとの母は悲しからずや

白玉の 真奈児は遣りて 顧みぬ やまとの母は 悲しからずや
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
久保田武志 7

日本軍人 昭和19年10月11日硫黄島にて戦病死。享年22歳。

しづたまき數ならぬ身も大君の御國の花とちるはうれしき

しづたまき 数ならぬ身も 大君の 御國の花と ちるはうれしき
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
久保田武志 7

日本軍人 昭和19年10月11日硫黄島にて戦病死。享年22歳。

沖つ波よする水泡(みなわ)のときのまもやまずに思ふ國憂ひかも

沖つ波 よせる水泡(みなわ)の ときのまも やまずに思う 國憂ひかも
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
久保田武志 7

日本軍人 昭和19年10月11日硫黄島にて戦病死。享年22歳。