フョードル・ドストエフスキー 105

1821年11月11日 - 1881年2月9日
ロシアの小説家・思想家である。代表作は『罪と罰』、『白痴』、『悪霊』、『カラマーゾフの兄弟...-ウィキペディア

それにしても、喜びと幸福は、なんと人間を美しくするものか!
なんと心は愛にわき立つものか!

愛情に満ちあふれた心には、悲しみもまた多いものである。

小さな英雄 より。

    すごくすごく、共感できました。自分がそうだとかじゃなくて、かといって周りそういう人がたくさんいるとかでもないけど、私もすごくそうおもいました。 - 銘無き石碑

罪と罰

人間はなにごとにも慣れる存在だ

私は、他人の裁判官になるのはいやです

神がいなければ、すべてが許される


    神がいるからこそ、「すべては許される」のではないのだろうか。歴史上のありとあらゆる残虐行為は、常に「神の名の下に」正当化されてきたことを忘れてはならない。神がいなくなってしまったら、一切は許されなくなる。
    「もし神が存在しないのなら、必要な神を創れば良い」(ヴォルテール) - 名言録
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苦痛は快楽である。

地下室の手記
Без страдания и не поймёшь счастья.

苦悩無くして、幸福をつかみ取ることはできない。

Дьявол с Богом борется, а поле битвы - сердце людей.

人の心は、悪魔と神が闘う戦場なのだ。

Кто не любит природы, тот не любит человека, тот не гражданин.

自然を愛さぬ者は、人を愛さないし、市民ではない。

Фантазия есть природная сила человека.

想像力は人間の天性の力である。

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Без детей нельзя было бы так любить человечество.

子供たち無くして、人間を愛することはできない。

Красота спасет мир.

美は世界を救う。

Первый закон в искусстве - свобода вдохновения и творчества.

芸術の礎(いしずえ)は、インスピレーションと創造性の自由である。

Тайна бытия человеческого не в том, чтобы только жить, а в том, для чего жить.

ただ生きているだけでなく、何かの為に生きているからこそ、人間の存在は神秘なのだ。

Учитесь и читайте. Читайте книги серьёзные. Жизнь сделает остальное.

学びかつ読め。真摯に書を読め。人生は違ったものになる。

Перестать читать книги — значит перестать мыслить.

本を読むことを止めることは、思索することを止めることである。

Веселость человека — это выдающаяся черта человека.

人間の陽気さは、その個性を際立たせる。

Что ложью началось, то ложью и должно было кончиться; это закон природы.

嘘によって始まったことは、嘘によって終わらねばならない。それが自然の法則と言うものだ。

『おろかもの』から。この濁世で、「嘘」に拠らず生きることは難しい。

    惚れているふりは、かつてしたことあります。相手が可哀想だった。でも、勘違いするほうが悪いって思っていた。 - 銘無き石碑

    嘘を貫き通すということ。それは愛かもしれない。 - 銘無き石碑

    愛しているって嘘をつくのは、やっぱり続かないなあ。 - 銘無き石碑

    君のショボさは∞ - 銘無き石碑
Муки и слезы - ведь это тоже жизнь.

苦しみと涙、それもまた人生なのだ。

『罪と罰』より

    良い事言うな。流石ドストエフスキーニキ - フィンランディア
Истинно великие люди должны ощущать на свете великую грусть.

真に偉大な者たちは、この世界の大いなる悲しみを感じなければならない。

『罪と罰』より。この世界の悲惨に鈍感であることは許されない。
Если хочешь победить весь мир, победи себя.

全世界に勝利したければ、おのれに打ち勝て。

『悪霊ども』より
Потеряв цель и надежду, человек с тоски обращается нередко в чудовище.

深い倦怠に囚われた人間が、希望と目的を失い、怪物に変身することは稀ではない。

『死の家の記録』より。自由を奪われた世界に生きる者たちは、ひたすら無為の日々を強いられる無力感と苛立ちから野獣と化す。
Человек только и делал, что выдумывал Бога, чтобы жить, не убивая себя; в этом вся всемирная история до сих пор.

今日に至る全世界の歴史において、人間のみが自己を殺さず生きるために神を創造したのだ。

「神」とは「良心」に他ならない。
Надо любить жизнь больше, чем смысл жизни.

人生の意義以上に、人生そのものを愛さなければならない。

生きることは「理屈」ではない。