フランシス・ベーコン_(哲学者) 66

1561年1月22日 - 1626年4月9日
イギリスの哲学者、神学者、法学者、貴族(子爵)である。イングランド近世(ルネサンス期)の人物。 「知識は力なり」(Ipsa scientia potestas est)の名言で有名。...-ウィキペディア

空威張りする人間は賢者に軽蔑され、愚者に感嘆され、寄生的人間にたてまつられ、
彼ら自身の高慢心の奴隷となる

「随筆集」より

順境の美徳は自制であり、逆境の美徳は不撓不屈である

「随筆集」より

時間をぜんぜん消費しなければ、年において若くとも、時間においては老いていることもありえる

「随筆集」より

忍耐というのは終結された根気である

「随筆集」より

賢者は見出すよりも多くの機会をつくる

「随筆集」より

宗教は生活の腐敗を防ぐべき香料である。

「随筆集」より
広告

迷信の首魅は民衆である。
すべて迷信においては、賢者たちが愚者どもに追随する。
そして正常の場合とは反対に、まず実行があって、
後から理論がこれに当てはめられる。

「随筆集」より

いかなる法律も宗派も学説も、
キリスト教の教えほど善を重視したものはなかった。

「随筆集」より

浅薄な哲学は、人の心を無神論へ傾けるが、
深遠の哲学は人の心を宗教へと導く。

「随筆集」より

真理という優れた地盤の上に立つことに比すべき愉しみはない。

「随筆集」より

風刺的な傾向を有する人間は、他人をして自分の機知をおそれさせると同時に、
自分も他人も記憶を怖れる必要がある。

「随筆集」より
広告

学問にあまり多くの時間をかけるのは怠惰である。
学問をあまりに多く飾りに用いるのは気取り屋である。

「随筆集」より

    亀田 - 銘無き石碑

悪賢い人は勉強を軽蔑し、単純な人は勉強を称賛し、賢い人は勉強を利用する。

「随筆集」より

歴史は人間を賢明にし、詩は多才あるものに、数学は鋭敏にし、
自然哲学は深遠にし、倫理学は重厚ならしめ、論理学と修辞学は議論に秀でさせる。

「随筆集」より

まことに栄誉は川のようなもので、軽くて、ふくらんだものは支えて持ち上げるが、
重くて充実したもの下に沈んでしまう。

「随筆集」より

世に把握のために悪をなす者はいない。
みんな悪によって利益・快楽・名誉を得ようと思って悪をなす。

「随筆集」より

ある人が嘘をはくということを考えてみれば、それはそのものが神に対しては大胆であり、
人間に対しては卑怯である。ということにほかならない。

「随筆集」より

虚偽を加味することは、金銀華の混合物のように、
金属より実用に役立たせるかも知れないが、
その質を低下させる。

「随筆集」より

裁判官としての職務は、法律を解明することに存し、
法理とを制定することではない。

「随筆集」より

ある者の愚行はほかの者の財産である。

「随筆集」より

多くの取るに足りない阿諛者に取り巻かれた最大の阿諛者は己自身である。

「随筆集」より

立派な家を悪い敷地に建てる者は、みずからを牢獄にゆだねる者である。

「随筆集」より

賢者は現在と未来について考えるだけで手一杯であるから、
過ぎ去った事柄をくよくよ考えている暇がない。


    賢者は過去に学び現在と未来について考えるだけで手一杯であるから、
    どうにもならないことをくよくよ「悩んで」いる暇がない。 - 銘無き石碑

自分の運をどう発展させていくかの問題は、その人の手中にしかない

賢者は自分に与えられるより多くの機会を作る。