マキァヴェッリ

ある人物を評価するに際して最も簡単で確実な方法は、
その人物がどのような人々とつきあっているかを見ることである。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)236p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

言い値に、高すぎる、と文句をつけられたミケランジェロの言葉

とくをするのは、あなたです

塩野七生 『わが友マキアヴェッリ』(中央公論社,1987)44p
子供たちを人質にとられたカテリーナ・スフォルツァ(25)が、城壁の上にあらわれた彼女は、やおらスカートをぱあっとまくり、叫んだ

なんたる馬鹿者よ。子供ぐらい、これであといくらだって産めるのを知らないのか!

塩野七生 『わが友マキアヴェッリ』(中央公論社,1987)174p

はじめはわが身を守ることだけ考えていた人も、それが達成されるや、
今度は他者を攻めることを考えるようになる。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)231p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

まったくもって情けない現実だが、
人間というものは権力をもてばもつほどそれを下手にしか使えないものであり、
そのことによって、ますます耐えがたい存在と化すものである。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)239p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

マキアヴェッリの言葉

わたしは改めてくりかえす。都市(国家)は、軍事力なしには存続不可能なことを。
それどころか、最後を迎えざるをえないことを。

塩野七生 『わが友マキアヴェッリ』(中央公論社,1987)258p
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解説を書いた唐津一の友人の言葉

イタリー人にとっては自分が法律なのさ

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)250p
マキアヴェッリ語録 1

1992年11月25日発行。

ジュセッペ・プレッツォリーニ『マキアヴェッリの生涯』の冒頭

ニコロ・マキアヴェッリは、眼をあけて生まれてきた。
ソクラテスのように、ヴォルテールのように、ガリレオのようにカントのように……

塩野七生 『わが友マキアヴェッリ』(中央公論社,1987)31p

リーダーの素質とは、所詮もって生れた天性のものによるのではないだろうか。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)137p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

ローマ人は、負けたときにもくじけず、勝ったときにもオゴらない

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)205p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

不正義はあっても秩序ある国家と、正義はあっても無秩序な国家のどちらかを選べと言われたら、わたしは前者を選ぶであろう。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)148p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

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中ぐらいの勝利で満足する者は、常に勝者でありつづけるだろう。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)239p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

中立でいると、勝者にとっては敵になるだけでなく、
敗者にとっても、助けてくれなかったということで敵視されるのがオチなのだ。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)106p
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イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

『君主論』より

人々の頭脳をあやつることを熟知していた君主のほうが、
人間を信じた君主よりも、結果から見れば越えた事業を成功させている。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)70p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

人の一生は、なにもかもやるには短すぎます。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)4p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

マキアヴェッリの言葉

人は死んでも、その人の考えたことと、それを実行に移したやり方は残る

塩野七生 『わが友マキアヴェッリ』(中央公論社,1987)229p

人を率いていくほどの者ならば、常に考慮しておくべきことの一つは、
人の恨みは悪行からだけでなく善行からも生れるということである。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)90p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

人間というものは、
一つの野心が達成されてもすぐ次の野心の達成を願うようにできている。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)229p
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イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

人間というものは、困難が少しでも予想される事業には、常に反対するものである。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)231p
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人間というものは、必要に迫られなければ善を行わないようにできている。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)232p
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人間というものは、現にもっているものに加え、
さらに新たに得られるという保証がないと、
現にもっているものすら、保有しているという気分になれないものである。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)233p
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イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

『君主論』より

人間というものは単純な動物だから、眼に見えることに引きずられやすいのだ。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)71p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

『君主論』より

人間というものは愚劣でエゴイストが多いのが現実だから、
あなたもまた、自分にとって最も良かれと思う方法で行動するしかない。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)69p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

人間とは、その本性からして、
恩恵をほどこされた場合と同様に、恩恵をほどこす場合にも義理を感ずるものである。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)229p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

人間とは、絶望的な恐怖に襲われるや、
それから身を守ろうとする想いだけで、狂暴で無思慮な反撃に転ずるものである。

塩野七生 『マキアヴェッリ語録』(新潮文庫,1992)151p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

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