歌舞伎の名言

此の世の名残。夜も名残。死にゝ行く身を譬ふれば。
あだしが原の道の霜。一足づゝに消えて行く。
夢の夢こそあはれなれ。あれ数ふれば暁の。
七つの時が六つなりて　残る一つが今生の。鐘の響の聞納め。寂滅為楽と響くなり

「曽根崎心中」より。

曽根崎心中 2

近松門左衛門が書いた人形浄瑠璃や歌舞伎の演目として有名な物語である。

死への誘惑の快楽に溺れるか。弱い人間には憂き世を生きるパワーが残っていない。 - 銘無き石碑 2022-04-12 04:58:25 UTC

自殺する人は自殺する。誰にも自死を止められない。 - 銘無き石碑 2022-04-12 05:11:41 UTC

君に用はない。 - 銘無き石碑 2022-10-16 21:36:34 UTC

逢ふに逢はれにその時は、この世ばかりの約束か。

「曽根崎心中」より。

お初(曽根崎心中) 1

『曽根崎心中』（そねざきしんじゅう/旧字曾根崎心中、そねざきしんぢゅう）は世話物...-ウィキペディア

私の人生の邪魔をしないで - 銘無き石碑 2022-04-12 05:29:11 UTC

歌舞伎

毎日銭の儲かるので好きな酒をたらふく呑み何だか心面白くッて、
はゝゝゝ親父も笑やあこいつも笑い、わっちも笑って暮らしやした。
はゝゝゝ。悦びあれば悲しみありと――

手を出して、足をいただく蛸かいな

河内へ越ゆる抜け道は、
狐川を左にとり右へ渡って山越えに右へ渡って山越えに‥‥‥
よもやそうは参りますまい

何、アノ内へ又候戻れといやるのか。
ヱゝ置ねへな、いけ無作法な、みづからが手をとって、緩怠至極、ヱゝすかねへ人だ

おい、猪助さん、傘忘れるなよ。
その傘、橋向こうの相模屋さんへ返すンだぞ、いいな？

泣かしゃんせ泣かしゃんせ、その涙が蜆川へ流れて、小春の汲んで飲みやろうぞ

星満々たりと言えど、月の光に勝つことあたわず、ならば手柄にからめて見よええ

心のままに鴬の、声は聞けども籠鳥の、雲井を慕う身の上を、思いやられよ

お跡を慕うて知らぬ道、お行方尋ねるそのうちも、
君の記念とこの盃、肌身離さず抱きしめて、いつか鮑の片思い‥‥‥

逢ふに逢はれにその時は、この世ばかりの約束か。

百年生きるも水子で死ぬも、持って生まれたその身の定業、
卑怯未練に人手を借りずこなたが初手からくれろと言やあ、
名に負う幕府のお旗本八千石の知行取り、
相手にとったて不足がねえから、綺麗に命を上げまする。

この世の名残り、夜も名残り。死にに行く身をたとふればあだしが原の道の霜。
一足づつに消えて行く夢の夢こそあはれなれ

‥‥‥たとえば県下は両成敗、そっちへ響きが行ったならば小脇に掻い込む槍よりか、
八千石の知行所を棒に振らざあなるめえぜ、その気でおれを殺さっせえ

ナムサッタルマグンダリギヤ‥‥‥ハライソ、ハライソ。

直助：伊右衛門さま。なるほど、お前は強悪だなア。
伊右衛門：強悪にゃア、誰がしたえ

恋の手習い、つい見習いて、誰に見しょとて紅かね付きょぞ、
みんな主への心中立て、おお嬉し、おお嬉し

梅は飛び、桜は枯れる世の中に、何とて松のつれなかるらん。
女房よろこべ、伜はお役にたったわいやい

落ちても、こけても、のめっても、だんないだんない

盗みはすれど非道はせず

べらぼうめ。男と見られたうえからァ、窮屈な目するだけ無駄だ。
もし、お侍さん、御推量の通りわっちァ（私）男さ。
どなたもまっぴら御免なせえ。番頭、煙草盆貸してくれ

まず俺の名を手の平に三編書いて嘗めろ、一生女郎に振られるということがねえ

知らざあ言って聞かせやしょう

毎日銭の儲かるので好きな酒をたらふく呑み何だか心面白くッて、はゝゝゝ親父も笑やあこいつも笑い、わっちも笑って暮らしやした。はゝゝゝ。悦びあれば悲しみありと――

手を出して、足をいただく蛸かいな

河内へ越ゆる抜け道は、狐川を左にとり右へ渡って山越えに右へ渡って山越えに‥‥‥よもやそうは参りますまい

何、アノ内へ又候戻れといやるのか。ヱゝ置ねへな、いけ無作法な、みづからが手をとって、緩怠至極、ヱゝすかねへ人だ

おい、猪助さん、傘忘れるなよ。その傘、橋向こうの相模屋さんへ返すンだぞ、いいな？

泣かしゃんせ泣かしゃんせ、その涙が蜆川へ流れて、小春の汲んで飲みやろうぞ

星満々たりと言えど、月の光に勝つことあたわず、ならば手柄にからめて見よええ

心のままに鴬の、声は聞けども籠鳥の、雲井を慕う身の上を、思いやられよ

お跡を慕うて知らぬ道、お行方尋ねるそのうちも、君の記念とこの盃、肌身離さず抱きしめて、いつか鮑の片思い‥‥‥

逢ふに逢はれにその時は、この世ばかりの約束か。

百年生きるも水子で死ぬも、持って生まれたその身の定業、卑怯未練に人手を借りずこなたが初手からくれろと言やあ、名に負う幕府のお旗本八千石の知行取り、相手にとったて不足がねえから、綺麗に命を上げまする。

この世の名残り、夜も名残り。死にに行く身をたとふればあだしが原の道の霜。一足づつに消えて行く夢の夢こそあはれなれ

‥‥‥たとえば県下は両成敗、そっちへ響きが行ったならば小脇に掻い込む槍よりか、八千石の知行所を棒に振らざあなるめえぜ、その気でおれを殺さっせえ

ナムサッタルマグンダリギヤ‥‥‥ハライソ、ハライソ。

直助：伊右衛門さま。なるほど、お前は強悪だなア。伊右衛門：強悪にゃア、誰がしたえ

恋の手習い、つい見習いて、誰に見しょとて紅かね付きょぞ、みんな主への心中立て、おお嬉し、おお嬉し

梅は飛び、桜は枯れる世の中に、何とて松のつれなかるらん。女房よろこべ、伜はお役にたったわいやい

落ちても、こけても、のめっても、だんないだんない

盗みはすれど非道はせず

べらぼうめ。男と見られたうえからァ、窮屈な目するだけ無駄だ。もし、お侍さん、御推量の通りわっちァ（私）男さ。どなたもまっぴら御免なせえ。番頭、煙草盆貸してくれ

まず俺の名を手の平に三編書いて嘗めろ、一生女郎に振られるということがねえ

知らざあ言って聞かせやしょう

毎日銭の儲かるので好きな酒をたらふく呑み何だか心面白くッて、
はゝゝゝ親父も笑やあこいつも笑い、わっちも笑って暮らしやした。
はゝゝゝ。悦びあれば悲しみありと――

河内へ越ゆる抜け道は、
狐川を左にとり右へ渡って山越えに右へ渡って山越えに‥‥‥
よもやそうは参りますまい

何、アノ内へ又候戻れといやるのか。
ヱゝ置ねへな、いけ無作法な、みづからが手をとって、緩怠至極、ヱゝすかねへ人だ

おい、猪助さん、傘忘れるなよ。
その傘、橋向こうの相模屋さんへ返すンだぞ、いいな？

お跡を慕うて知らぬ道、お行方尋ねるそのうちも、
君の記念とこの盃、肌身離さず抱きしめて、いつか鮑の片思い‥‥‥

この世の名残り、夜も名残り。死にに行く身をたとふればあだしが原の道の霜。
一足づつに消えて行く夢の夢こそあはれなれ

‥‥‥たとえば県下は両成敗、そっちへ響きが行ったならば小脇に掻い込む槍よりか、
八千石の知行所を棒に振らざあなるめえぜ、その気でおれを殺さっせえ

直助：伊右衛門さま。なるほど、お前は強悪だなア。
伊右衛門：強悪にゃア、誰がしたえ

恋の手習い、つい見習いて、誰に見しょとて紅かね付きょぞ、
みんな主への心中立て、おお嬉し、おお嬉し

梅は飛び、桜は枯れる世の中に、何とて松のつれなかるらん。
女房よろこべ、伜はお役にたったわいやい

べらぼうめ。男と見られたうえからァ、窮屈な目するだけ無駄だ。
もし、お侍さん、御推量の通りわっちァ（私）男さ。
どなたもまっぴら御免なせえ。番頭、煙草盆貸してくれ