ジョナサン・スウィフト 23
1667年11月30日 - 1745年10月19日
イングランド系アイルランド人の諷刺作家、随筆家、政治パンフレット作者、詩人、および司祭。著名な作品に『ガリヴァー旅行記』『穏健なる提案』『ステラへの消息』『ドレイピア書簡』『書物合戦』『桶物語』などがある。スウィフトは英語の散文で諷刺作品を書いた古今の作家のなかでも第一級といってよいだろうが...-ウィキペディア
- 全23件を表示
誇り高き人でありたいと思う者は、己の虚栄心を隠さなければならない
「雑感集」より
不平は天から享ける最大の貢物である
「随想録」より
大事件も、すべてその起こりは大河の源のごとく些細なことに起因する
「ガリバー旅行記」より
世に最も輝かしく、最ももろいものが二つある。一つは女の顔、他の一つは陶器である
「随想録」より
血縁が濃いほど闘争する残忍さが大きい
「ガリバー旅行記」より
幸福とは、巧みにだまされている状態の不断の所有である
「桶物語」より
この世で最上の医者は、食養生博士・安静博士・快活博士である。
「優雅なる会話」より
人は過去の過ちを認めることを恥じるべきでない。今日の自分が過去より利口だといっていることにほかならないのだから。
「雑感集」より
意地の悪い人を見ても驚かないが、彼らが恥ずかしがらないのを見ると、
びっくりするときがしばしばある
「雑感集」より
約束とパイの外皮は容易に破れるものである。
「優雅なる会話」より
富者は貧者の労働が結んだ実を享楽する
「ガリバー旅行記」より
われわれは頭の中に富を持つべきであり。心情の中に持つべきである
「ガリバー旅行記」より
幸福な結婚が稀な理由は、
ご婦人方が網をつくるのに忙しくて、籠をつくる努力をしないからである
「随感録」より
大工は削り屑によって知られる
「優雅なる会話」より
戦争は自尊心の子どもであり、自尊心は富者の娘である
「書物の闘い」より
ひとつの嘘をつく者は、自分がどんな重荷を背負い込むのかについて滅多に気づかない。
つまり、ひとつの嘘を通すために別の嘘を二十発明せねばならない。
「断片」より
賢者で若くなろうと望む者はいない
「諸問題についての思考」より
人生は一つの悲劇である。その中でわれわれは観客としてしばらくの間座り、その後に己の役を演じる
「雑感集」より
ありていに言えば、現在に生きる者はごく少ない。
誰もかれも、現在以外の時に生きるつもりなのだ。
問題は、繁栄と健康に恵まれて血気盛んな青春の日々を、
永久におくることを願うかどうか、ではなく、
老齢となれば必ずつき纏うさまざまな不幸のさなかにあって、
長寿をどう生き抜いてゆくか、である。
なぜなら、そういった老齢につきものの、惨憺たる情況に陥ってもなお、
不死でありたいと望む者はまずいないからである
ジョナサン・スウィフト著 平井正穂訳『ガリヴァー旅行記』(岩波文庫版)
初めて牡蠣を食った人間は大胆な人間であった
May you live every day of your life.
日々、自己の人生を生きよ。
日常に流されず、確固たる信念に生きることが、今日の我々に求められているのではないだろうか。