エピクテトス 21

50年 - 135年
古代ギリシアのストア派の哲学者。その『語録』と『提要』は、すべてのストア哲学のテキストの中でおそらくもっとも広く読まれ、影響力の大きなものであるといわれる。苦難の中にあって平静を保つことや、人類の平等を説いたその教えは、皇帝マルクス・アウレリウスの思想にも引き継がれており、ストア主義の歴史上重要な意味を持つとみなされている。...-ウィキペディア

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病気は身体の障害なるも、気にせざるかぎり意思の障害にあらず。

「説話」より

肉体より魂を癒すことのほうがはるかに必要なり。なんとなれば、死は悪い人生よりよいからなり

「断片」より

金銭・快楽あるいは名誉を愛するものは、人を愛し得ず

「断片」より

自己のものにあらざる長所を自慢するなかれ

「説話」より

快楽を控える賢者、快楽の奴隷になるは愚者なり

「断片」より

ただひとつの人間の良心のみが、あらゆる難攻不落の要塞より安全なり。

「断片」より
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己の敵に何を持って復仇すべきか?
できる限り多くの善を行うべく努力せよ

「説話」より

汝善ならんとせば、まず汝の悪なるを信ぜよ。

「説話」より

神は人間に一つの舌と二つの耳を賦与したるは、しゃべるよりも二倍多く聞くためなり

「断片」より

この地上にて最も小なるものは貧欲、快楽欲、大言壮語であり、
最も大いなるものは寛容、柔和、慈悲心なり

「断片」より

与えられたるものを受けよ、与えられたるものを活かせ。

「説話」より
広告

汝を罵倒したり、打ちたるその人間が汝を虐待するにあらず。それを恥辱なりと考える汝の想念が、然らしむることをしかと考えよ

「断片」より

順境にて友を見つけることはたやすく、逆境にてはきわめてむずかし

「断片」より

    君に利用されてばかりいると、こちらはただ疲弊するわ。 - 銘無き石碑

    君は友人ではない。知人である。 - 銘無き石碑

侮辱は相手のせいではなく、
侮辱されたと思い込むせいだ。

幸福への道はただ一つしかない。それは、
意志の力でどうにもならない物事は悩んだりしないことである。

自分に欠けているものを嘆くのではなく、
自分の手元にあるもので大いに楽しむ者こそ賢者である。

人生のどんな状況にあっても、自分自身と対話し、この対話によって
どれだけ得るところがあるか自問することを忘れないことだ。

自分がどうなりたいか、まず自分自身に問え。
しかる後、しなければならないことをせよ。

金銭・快楽あるいは名誉を愛するものは、人を愛しえず

容赦は復讐にまさる。

ものごとにはすべて、二つの把手がある