エウリピデス 27

紀元前480年 - 紀元前406年
古代アテナイのギリシア悲劇における三大悲劇詩人の1人である。エウリーピデースと長母音で表記されることもある。現代にも大きな影響を及ぼしている。代表作は『メデイア』、『アンドロマケ』など。...-ウィキペディア

死は、われわれがすべてを支払わねばならぬ借金なり

「断片」より

各人の一生は戦役なり。それは長期にわたる多事多難なる戦役なり

「断片」より

過ぎ去りし災難を記憶することいか、いかばかり愉しきことか

「断片」より

酒のないところに愛はない。

「バッカス」より

よい習慣は法より確かなり。

「断片」より

人間は栄えているべきなり。ひとたび落ち目になれば友などというものはなし

「フェニキアの女たち」より
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沈黙は真なる英知の最上の応答なり。

「断片」より

幸福は安定せず、暫定的なり

「フェニキアの女」より

楽しみは、汝が満足している場合には苦労の記憶なり

「断片」より

恋は無学の人間に文字を教える

「断片」より

われに若年が二回、老年が二回あらば、
われの過失を改めん。

「哀願する女たち」より
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危険は勇者の目には太陽のごとく光り輝く

「断片」より

阿呆は阿呆らしきことを語る

「バッコスの女信徒」より

幸せに恵まれている、と思わるる人も、死ぬのをみとどけぬうちは羨むべからず。運はその日かぎりにつき

「ヘラクレスの子どもたち」より

自制は神々の最高の高貴なる贈り物

「メディア」より

逆境においても道理に耳を傾けるは賢明なり

「断片」より

優柔不断の心は見下げた感情にほかならず

「断片」より

己自身のために賢明にあらざる知者を予は憎む

「断片」より

必然に随順する者、これ賢者にして神を知る者なり

「バッコスの女信徒」より

女はほかのことには臆病にて、戦争には脅え、鋼を見ては色とてもなき有様なり。しかれども、夫婦のあいだのまことがふみにじられるや、これほどに残虐して非常なる心となるものあらじ

「ミディア」より

過去に起こりし苦労を思い起こすこといかに愉しき

「断片」より

女たるものは、つねに男たちの運の行く手に立ちふさがり、
かつ不幸なる方へ導く

「断片」より

始め悪ければ、終わり悪し

「断片」より

花人生は季節に刈られる収穫なり。出生には必ず死が続く

「断片」より

誰が知る、この世の生は死にほかならず、死こそ、げに生ならずや

「断片」より