ジョン・ラスキン 25
1819年2月8日 - 1900年1月20日
19世紀イギリス・ヴィクトリア時代を代表する評論家・美術評論家である。同時に芸術家のパトロンであり、設計製図や水彩画をこなし、社会思想家であり、篤志家であった。ターナーやラファエル前派と交友を持ち、『近代画家論』を著した。また、中世のゴシック美術を賛美する『建築の七燈』『ヴェニスの石』などを執筆した。...-ウィキペディア
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心の澄んだ思慮深い精神は、色彩を最愛とするものである
「ヴェニスの石」より
教育とは、人々が知らないことを教えるのではなく、
実例によって道を拓いてやる不断の困難な仕事である。
「教育について」より
申請の教育の目的は、すべてをして善事を行わしめることのみではなく、
同時に、そこに悦びを見いだせることである。
「教育について」より
悪い命令であることを承知しながら、それを甘んじて受ける人々は、悪い命令の甘受を勧めることになる。
不正の存在を前に沈黙する人々は、まさしく不正の共犯者にほかならない。
「近代国家における自由」より
勤勉のない人生は有罪であり、技芸のない勤勉は野卑である
「芸術に関する講話」より
恐怖は革命の生みの親である。というのは、恐怖はおよそ成功した政治の真髄をなす適応性を抑制するからである
「現代革命の考察」より
われわれは中傷・偽善・裏切りを憤る。
というのは、それらが真実でないからではなく、われわれを傷つけるからである。
「建築の七つのランプ」より
人類の最も大きな悲劇が快楽欲に源を発したように、
人類の最も大きな努力はつねに名誉欲に発していた。
「胡麻と百合」より
進歩が生まれるのは、多様性の中の選択からであって、画一性を保持するからではない。
「主権の研究」より
山岳はすべての風景の始めであり、終わりである。
「真実と美しい山岳」より
賢者はつねに万物のうちに自己への扶助を見出す。というのは、授けられた才能というものは、すべての事物から善を引き出すことにあるからである
「断片」より
愚者がこの世に出た理由は、賢者に彼らを生活させるためである
「断片」より
真の偉人の最初のテストは、その謙譲さにある
「断片」より
結婚とは、すべて一時的の過度状態を普段の努めとなし、発作的の愛を永久にする証書のようなものである
「断片」より
おおむね大きな誤りの底には高慢があるものである
「断片」より
死すべきときを知らない人は、生くべき時を知らない
「断片」より
宗教はたくさんあるが、道徳はひとつのみである。
「美術講義」より
無限の慈悲はあらゆる真の偉大な最高の贈り物であり遺産である。
「二つの道」より
人々が彼らの仕事で幸せになるためには、次の三つの事柄が必要である。
彼らがその仕事に適していなければならないこと、
仕事をそんなに多くしないこと、
そして、成功するという感覚をもたねばならないことである。
「ラファーエル前派の写実主義」より