ノンフィクション

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民俗学は隣接の学問などではなく、
時代の底を走る見えない鉱脈を発見するためのサーチライトのようなものである。

AERA Mook 32『民族学がわかる。』(朝日新聞社,1997)P49
佐野眞一 1

1947年1月29日生まれ。日本のジャーナリスト、ノンフィクション作家。

1994年に発表した単行本『同性愛者たち』(文芸春秋)の取材に着手したときの、エピソードについて

偶然見てしまうんですよ。偶然でなければ、じつは成功しないんじゃないかと思います。
見ようと思って見たものに関しては、相手もこちらの目もどこかで止まってしまいます。

井田真木子『かくしてバンドは鳴りやまず』(リトル・モア)

すぐれた写真であれば、一枚の絵画と同じように、
写真そのものが語る衝撃性や怒りやユーモアなどが生きいきと伝わってくる。

星野道夫 訳/ロバート・A・ミンツァー『未来への地図 新しい一歩を踏み出すあなたに』(朝日出版社,2005)36p
柳田邦夫 4

1936年6月9日生まれ。ノンフィクション作家、評論家。

十代の若いときに、思い切ったチャレンジを経験することは、
その人の生涯を通じての生き方にまで影響を与えるほど重要な意味を持つ。

星野道夫 訳/ロバート・A・ミンツァー『未来への地図 新しい一歩を踏み出すあなたに』(朝日出版社,2005)35p
柳田邦夫 4

1936年6月9日生まれ。ノンフィクション作家、評論家。

星野さんがその大きな人生を切り拓くことができた決定的な条件は、四つあると思う。
一つは、「できたらいいな」「行けたらいいな」と願ったり憧れたりする対象が、
「北極圏の自然」「アラスカ」という具体的なものであり、
その童心のような夢を高校生になっても大学生になっても抱き続けたことである。
二つめの条件は、感性や想像力が豊かだったことである。
三つめの条件は、勇気を持って行動を起こす人だったということである。
四つめの条件は、
行動中であっても撮影中であっても、考える習慣を持っていたということである。
※いのちや人生や、大自然について深く考えるという心の習慣が、
二つめにあげた感性の豊かさと結びついて、
写真を撮るときの瞬間的な判断と動作に投影されるのだと、私は考えている。

星野道夫 訳/ロバート・A・ミンツァー『未来への地図 新しい一歩を踏み出すあなたに』(朝日出版社,2005)33p,37p
柳田邦夫 4

1936年6月9日生まれ。ノンフィクション作家、評論家。

星野さんは、
写真家であって、ただの写真家ではない。
エッセイストであって、ただのエッセイストではない。
探索家であって、ただの探索家ではない。
思索者であって、ただの思索者ではない。
それらをすべて兼ねそなえた行動する文明評論家とでも言おうか。
スケールが大きいのである。

星野道夫 訳/ロバート・A・ミンツァー『未来への地図 新しい一歩を踏み出すあなたに』(朝日出版社,2005)33p
柳田邦夫 4

1936年6月9日生まれ。ノンフィクション作家、評論家。

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