歌舞伎
主人の仇となるは必定。
アーアどうしょう、どうしょう、どうしょう、どうしょう、
‥‥‥コリャどうしたら、よかろうなア
「加賀見山再岩藤」より。
体験できないことでも勉強して自分のものにすればいい。
僕は、知ったかぶりがいちばん良くないと思っています。
AERA Mook 88『歌舞伎がわかる。』(朝日新聞社,2003)P70
波野哲明
1
1955年(昭和30年)5月30日生まれ。歌舞伎役者、俳優。
ああ、新之助さん、あなたがそこにそうして笑っているだけで、命がのびますよ。
せりふなんて何もいわないでいい
AERA Mook 88『歌舞伎がわかる。』(朝日新聞社,2003)P26
老婦人
1
「源氏物語」上演時、瀬戸内寂聴の隣の席にいた。芝居通らしい。
歌舞伎は何でもアリだ。ただし、美しくなくてはならない
AERA Mook 88『歌舞伎がわかる。』(朝日新聞社,2003)P26
喜熨斗政彦
4
1939年12月9日生まれ。歌舞伎役者、日本の俳優、演出家、京都造形芸術大学教授...
歌舞伎にこだわることは、
時の流れの中にあっても決して変えてはいけないモノを強く意識し、
守り抜くことでもある
AERA Mook 88『歌舞伎がわかる。』(朝日新聞社,2003)P26
喜熨斗政彦
4
1939年12月9日生まれ。歌舞伎役者、日本の俳優、演出家、京都造形芸術大学教授...
変わるのが嫌ならば、歌舞伎役者ではなく、能役者になるべきだ
AERA Mook 88『歌舞伎がわかる。』(朝日新聞社,2003)P26
喜熨斗政彦
4
1939年12月9日生まれ。歌舞伎役者、日本の俳優、演出家、京都造形芸術大学教授...
私は伝統の継承者である。ただし、型ではなく心の継承を第一とする者だ
AERA Mook 88『歌舞伎がわかる。』(朝日新聞社,2003)P24
喜熨斗政彦
4
1939年12月9日生まれ。歌舞伎役者、日本の俳優、演出家、京都造形芸術大学教授...
縁は異なもの味なもの
小山觀翁『痛快!憲法学』(集英社インターナショナル,2001)4p
常識を知らないというか、視界にも入れていない
(中略)
常識のことなんか考えないし、非常識のことも考えない。
堀越孝俊
1
1977年12月6日生まれ。 市川新之助(7代目)。市川海老蔵(11代目)。市...
セリフを軽くするのは肉体訓練でね。何百回も量をこなして
落語を口に馴染ませなければ、筋肉つけないでスポーツ選手を演ずるに等しい。
要は質じゃなくて、量の問題。
僕はただ機械のように早く、セリフを回数繰ることで勝負した。
質の方は本番で、これまで見聞きした名人たちのイメージを浮かべ、
芸歴を信じてごまかす以外にない。
津川雅彦
5
1940年1月2日 - 日本の俳優
軽さを出すためには、“セリフを身に着けた”程度じゃまだまだ鎧を着けたように重い。
ロレったり、不明瞭だったり、自由自在にはほど遠い。覚えることで、1枚1枚脱いで軽くしていく。鎧をブルゾンに替え、Tシャツにし、上半身裸に、
最後にはふんどし一丁。
いや血、肉を通して内臓に叩き込まないと、セリフは軽く出てこない。
津川雅彦
5
1940年1月2日 - 日本の俳優
工夫を重ねるってことは、実は余計なところを削ってシンプルにしていく作業なんだ。
web R25 ロングインタビュー(r25.yahoo.co.jp)より
落語って…これは歌舞伎にもいえるんだけど、“抜く業”があるんだな。力が入っているように見えて、実はものすごく軽く言葉を操ってる。
後ろを向いたらペロッと舌を出すくらい醒めていてクワ~ッと見得を切る。だからこそ大きく見える。
落語って…これは歌舞伎にもいえるんだけど、“抜く業”があるんだな。力が入っているように見えて、実はものすごく軽く言葉を操ってる。
後ろを向いたらペロッと舌を出すくらい醒めていてクワ~ッと見得を切る。だからこそ大きく見える。
津川雅彦
5
1940年1月2日 - 日本の俳優
歌舞伎の大見えを堪能して見るみたいに、
だまされて見て楽しんでればいいんじゃないか。
そういうものだ、相撲ってものは。
http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/sports/article/news/20110205-OHO1T00086.htm
という衝撃の真実を善人の又助が知って、驚き嘆く場面のせりふである。