朝丘雪路

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サラリーマンが映画作ってるからね。

web R25 ロングインタビュー(r25.yahoo.co.jp)より
プロデューサーをいい気持ちにする監督が関心持たれるとかね。
津川雅彦 5

1940年1月2日 - 日本の俳優

きちんとお客さんをだましきるために。俳優は詐欺師であると言う。

東條英機をやったり徳川家康をやったりしたけどさ、
“もしかしたらこんな人だったかもしれない”って客に思わせてナンボだからね。

津川雅彦 5

1940年1月2日 - 日本の俳優

セリフを軽くするのは肉体訓練でね。何百回も量をこなして
落語を口に馴染ませなければ、筋肉つけないでスポーツ選手を演ずるに等しい。
要は質じゃなくて、量の問題。
僕はただ機械のように早く、セリフを回数繰ることで勝負した。
質の方は本番で、これまで見聞きした名人たちのイメージを浮かべ、
芸歴を信じてごまかす以外にない。

津川雅彦 5

1940年1月2日 - 日本の俳優

軽さを出すためには、“セリフを身に着けた”程度じゃまだまだ鎧を着けたように重い。
ロレったり、不明瞭だったり、自由自在にはほど遠い。覚えることで、1枚1枚脱いで軽くしていく。鎧をブルゾンに替え、Tシャツにし、上半身裸に、
最後にはふんどし一丁。
いや血、肉を通して内臓に叩き込まないと、セリフは軽く出てこない。

津川雅彦 5

1940年1月2日 - 日本の俳優

工夫を重ねるってことは、実は余計なところを削ってシンプルにしていく作業なんだ。

web R25 ロングインタビュー(r25.yahoo.co.jp)より
落語って…これは歌舞伎にもいえるんだけど、“抜く業”があるんだな。力が入っているように見えて、実はものすごく軽く言葉を操ってる。
後ろを向いたらペロッと舌を出すくらい醒めていてクワ~ッと見得を切る。だからこそ大きく見える。
津川雅彦 5

1940年1月2日 - 日本の俳優