歌人
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災難に逢ふ時節には死ぬがよく候。是はこれ災難をのがるる妙法にて候
良寛
1
宝暦8年10月2日〔1758年11月2日〕 - 天保2年1月6日〔1831年2月...
書を捨てよ町へ出よう
泊瀬河 夕渡り来て 我妹児が
家の門に 近づきにけり
巻9・一七七五、柿本人麻呂歌集所出の一首
柿本人麻呂
5
斉明天皇6年(660年)頃 - 養老4年(720年)頃)は、飛鳥時代の歌人。
晩年の悲喚の歌
世の中は 空しきものと 知る時し
いよよますます かなしかりけり
巻5・七九三
大伴家持
3
養老2年(718年)頃 - 延暦4年8月28日(785年10月5日))は奈良時代...
ああ、なんてみっともない。立派な政治家を気取って、酒も飲まない、そんや奴の顔をよくよく見ると、お猿さんそっくりだ
あな醜賢しらをすと酒飲まぬ
人をよく見れば猿にかも似る
巻3・三四四
大伴家持
3
養老2年(718年)頃 - 延暦4年8月28日(785年10月5日))は奈良時代...
大君は神でいらっしゃるから天雲にとどろく雷神の上に廬りなさるのだ
大君は神にしませば天雲の
雷の上に廬りせるかも
巻3・二三五
柿本人麻呂
5
斉明天皇6年(660年)頃 - 養老4年(720年)頃)は、飛鳥時代の歌人。
春楊葛山発雲立座妹念
春柳を鬘にするという名の葛城山に立つ雲のように、立っていても座っていてもあの娘を恋しく思う
春柳を鬘にするという名の葛城山に立つ雲のように、立っていても座っていてもあの娘を恋しく思う
春柳 葛城山に 立つ雲の
立ちても居ても 妹をしそ思ふ
巻11・二四五三、人麻呂歌集
柿本人麻呂
5
斉明天皇6年(660年)頃 - 養老4年(720年)頃)は、飛鳥時代の歌人。
宇治川の網代木に漂う波は、どこへ消え去っていくのだろうか、ゆく方も知れないことよ
物のふの八十氏川の網代木に
いさよふ波のゆく方知らずも
柿本朝臣人麻呂、近江国より上り来る時に、宇治河の辺りに至りて作る歌
巻3・二六四
巻3・二六四
柿本人麻呂
5
斉明天皇6年(660年)頃 - 養老4年(720年)頃)は、飛鳥時代の歌人。
初恋そのものの本質を十全に表現し得た一首である。
たらちねの母が手離れかくばかり
すべなきことはいまだせなくに
巻11・二三六七
柿本人麻呂
5
斉明天皇6年(660年)頃 - 養老4年(720年)頃)は、飛鳥時代の歌人。
朝寝の床でまどろんでいると、朝はやくから射水川を往来する舟人がうたう越の舟歌が、遥かに聞こえて来る
朝床に 聞けば遥けし 射水川
朝漕ぎしつつ 唄ふ舟人
巻19・四一五〇
大伴家持
3
養老2年(718年)頃 - 延暦4年8月28日(785年10月5日))は奈良時代...