火クラスと水クラスを選択。安居と並ぶ実力の持ち主でライバル的存在。その観察力と注意力は安居以上である。クラスの問題児だが、冷静に物事を見極める広い視野を持つ。他者を見下す面もあるが、自分が認めた相手に対しては人間味のある態度を取る。特に安居に対しては虹子からホモ疑惑を持たれる程、目をかけその成長を見守っている。先生からは「死神」の役割を与えられていると思い込んでおり、安居にとって悪影響となるハルと花を殺害しようとした。夏Bチームとの合流後は夏Bチームのサバイバルへの適性に疑問を抱き、かつて先生たちの行った死の罠をいくつも仕掛けるが、全て失敗に終わる。蝉丸やまつりとの交流を経て夏Bチームを認めるようになり性格も多少軟化する。最終テスト時に茂がロープを自分で切った事を安居に言えずにいたが、嵐と安居のやり取りを聞いた後にその事を伝え、安居を救った。
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夏のAチーム編の主人公。成績優秀なリーダー的存在。火のクラスと水のクラスを選択。面倒見が良く、特に物心がついた時から一緒だった親友の茂を気に掛ける。守るべき存在の茂に対して心の底では認めておらずやや見下している伏があった。過酷な選抜試験によって精神的に不安定な部分を抱えている。茂の死に自責の念を感じており、そのことがトラウマとなっていた。過酷な最終テストにより頭部の一部が白髪になってしまった。チームの先生たちのことを強く恨んでいたが、自身も彼らと同様の行為をしていることを自覚していなかった。 過酷な試験を生き残った自負から選民思想が根強く、他のチームの人間を一般人と呼び軽蔑しトラブルが絶えない。特に貴士の娘である花とは激しく対立する。後にそのことが原因で花への暴行未遂と見殺しという凶行にまで及ぶ。この件によって秋ヲや朔也から裁判にかけられ強制労働か追放どちらかの判決を宣告された際、花への暴行が露見され、涼以外の全員から失望され孤立することとなり、涼と共に追放される。夏のBチームとの合流後はナツに茂の面影を見出し、何かと世話を焼くようになる。その後、船上での嵐による試験への疑問と涼のカミングアウトを経て過去のトラウマにケリをつけ精神的にも成長を遂げる。また、以前追放された時に激高した新巻に石を投げつけられ動かなくなっていた右手の指も完治する。
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年齢不詳。サバイバル術に大変長けている。しかし、「百舌」は夏の季語ではなく、秋の季語である。 貴士の後輩。夏のAチームを指導する先生の一人。「7SEEDSプロジェクト」の発案者で、プロジェクト責任者である総理大臣の甥。幼少時の過酷な経験から非常時の対応に長けており、貴士に頼まれ、花にサバイバル術などを仕込んだ。 未来では「百舌」と名乗り、本名を明かしていなかったが、『夏至の章』(第12巻収録)にて本名を明かし、首相の甥であることを牡丹に明かす。「夏のAチーム」指導者であったことは明かしていない。「死神」の真の正体であり、各チームの行動を遠くから観察しているが、まだ全メンバーは把握していない様子。生きることに絶望していた花を殺害しようとし、安居と涼が暴走した際、彼らを殺すことも考えていた。 上記の過酷な幼少時代に加え早熟な頭脳故か秋のガイドである十六夜を殺害するなど問題を起こしチームを放逐された安吾を非情な振る舞いで彼を大きく変えた張本人でありながら一方的に「失敗」と断定するなど若干、傲慢且つズレた思考の描写が見られる。当初は自身の考えた7SEEDSプロジェクトに間違いは無かったと思っていたものの、優等生集団であるはず夏のAチームがあっさり分裂し、逆に落ちこぼれ集団の夏のBチームが順調に生活しているのを目の当たりにし、自身の計画が誤っているのではないかと思い始める。
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