人物一覧

三橋貴明 名言数 3

(1969~) 日本の経済評論家。 中小企業診断士。 国家ビジョン研究会経済財政金融分科会副会長。

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「勝ち組」を「勝ち組」にならしめる最大の要因は、
本人の努力よりも「運」であると考えています。

そもそも生産性が大きく異なるドイツとギリシャが「同じルール」で競争し、
ギリシャ側に勝ち目はないのです。
誰が何と言おうと、この世に「フェアな競争」「公正な競争」「平等な競争」はありません。
何しろ、各人、組織の属性や蓄積が異なる以上、
勝ち組ははじめから有利な競争となるわけです。

トリクルダウン仮説は、
民主主義国家において、一部の富裕層や法人企業に傾注した政策をする際、
有権者である国民に「言い訳」をするために編み出されたレトリックなのです。
「富裕層や大手企業を富ます政策をやるけど、
いずれ富は国民の皆さんに滴り落ちるので、安心してね」
というわけでございます。
もっとも、トリクルダウンは別に民衆主義国の専売特許というわけではなく、
中華人民共和国の鄧小平が改革開放を始める際に連呼した「先富論」も、
まさにトリクルダウン仮説そのものでした。
つまりは、政治家がグローバリズム、新自由主義的な構造改革、緊縮財政を推進し、
国民の多数を痛めつける際に
「言い訳」として持ち出されるのがトリクルダウン仮説なのです。

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井波律子 名言数 1

(1944~) 日本の文学研究者。 国際日本文化研究センター名誉教授。 専門的分野は中国文学で、三国志演義の翻訳も行っている。

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劉備の義兄弟たちも、乱世だったからこそ、
武を発揮したり、知略を巡らしたりして輝いた。
時代が人を作るとはまさにこのこと。

中野信子 名言数 2

(1975~) 日本の認知科学者。 東日本国際大学特任教授。

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要するに一般的に努力というと多くの人が注目するのは野蛮な部分になるわけです。
結果が出るかどうかに目を向けてしまう。
お金儲けをしよう、勉強できるようになろう、というのも同じです。
野蛮さしか持たない人を信用すべきではありません。
あなたが、その野蛮さの犠牲になってしまうからです。
無駄な部分への視線がない人は、人を傷つけることを厭わないものです。
無駄な部分というのは、じつは、ヒトが仲間を思いやるという行動を
可能にするために生まれた、長い目で見ると役に立つ無駄なのです。

ホモ・サピエンスは、集団をつくることで弱い個体を守ってきたのです。
それが、次世代への貢献だったのです。
長い間かけて進化してきたこのシステムが、
どうして、現代日本では崩壊してしまったのでしょう?
こんな種は、生物として狂っています。
次世代を育む行動が妨害されれば、その集団はいずれ滅びる。
私が書くまでもないことです。
この冷たい狂気の裏側に、
努力へのすがりつくような思い、努力に対する過剰な期待があるのです。

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内田 樹 名言数 1

(1950~) 日本の思想家。大学教授。合気道師範。 代表的著作に『大人のいない国』『街場の共同体論』。

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教育とは、無理やり教え込んだり、訓練したりするものではない。