0 コメント数 シェア 「オレは常々この国の埋葬法にギモンを持っててやね 国土がせまいからしゃーないけど」「なんの話よ角又」 「人工の炎で焼いて壺に押し込んで 石かコンクリートの墓の中…や 人間死んだら土に還る…て言うけど 実は ほとんど誰も土に還ってへんのや 動物に食われ虫に食われバクテリアに分解されて溶けて 土に還るのが正しい循環やろ 食うだけ食うて 他の者の栄養にはならん…ちゅうのは 傲慢ちゃうか 土葬の国にしてもしっかり棺に入れてミイラ化したりするもんなー オレの理想は鳥葬なんやけど」 2 タグ
0 コメント数 シェア 「オレが言いたいんは 大地に溶けて 本当に土に還った人たちは 今自然の中で一緒くたになって そのすべての中にいてるっちゅうことなんや そのへんの水の中にも 降ってくる雨の中にも 草や木の緑の中にも その露にも 土や岩や小石の中にも 風の中にさえ 死んでいった人たちはそこにいてる いつでもそこにいてるんや」 2 タグ
0 コメント数 シェア 「そういう言いつたえのあるとこてな、たいていほんまになんかあったりするんや。子供を口減らしに売った、殺した、さらわれた。天狗のせいにする。洪水が多い、もしくは日照りが続く。龍のせいにする。雨乞いのため娘を生け贄に捧げる。人柱を建てる。今度はそれを世間に隠すために、近づいたらあかん…ていう場所を設ける。まつろわぬ者、敵対する者は鬼や妖怪てことにしといた。ひばり。なんかあんねん。そういうお話の中に何かを隠してる」 2 タグ