マルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウス 13

紀元前234年 - 紀元前149年
マルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウス(ラテン語: Marcus Porcius Cato Censorius、紀元前234年 - 紀元前149年)は共和政ローマ期の政治家。清廉で弁舌に優れ、執政官(コンスル)、監察官(ケンソル)を務めた。曾孫のマルクス・ポルキウス・カト・ウティケンシス(小カト)と区別するため、「大カト(Cato maior)」や「カト・ケンソリウス(Cato Censorius...-ウィキペディア

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汝、心によりて統べられれば汝は王なり、
肉体によりて統べられれば、汝は奴隷なり

「断片」より

私は不正を行って、罪とならないよりも、善をなし、感謝されないほうがよい。

「ブルタルコス英雄伝より」より

汝が欲するものを買うべからず、必要とするものを買うべし

「監察官」より

汝自身を称讃もせず、非難もすべからず

「演説」より

私は自己を除くすべての人間の過失を寛恕し得る。

「語録」より

大賢は大愚と見せるにあり

「対連詩」より
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人間の最高の美徳は忍耐なり

「語録」より

贅沢と貧欲ーこれ他の疫病は、あらゆる国家を破滅するものなり

「語録」より
別のことを論じた演説でも、その終わりには必ず、この一句をつけ加えることを忘れなかった。

とはいえ、わたしは、カルタゴは壊滅さるべきと考える

塩野七生 『ローマ人物語5 ハンニバル戦記 [下]』(新潮文庫,2002)179p

世界の覇者になったはずの諸君の上に、もう一つ女房という覇者がいる

塩野七生 『ローマ人物語8 ユリウス・カエサル ルビコン以前 [上]』(新潮文庫,2004)200p
大カトー
ローマの民衆が、決められた時期でもないのに国有の小麦粉を安く分配するよう要求した。

市民諸君、耳をもっていない腹に向って、演説するのはむずかしい

塩野七生『男の肖像』(文藝春秋,1992)37p
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大カトー
ポエニ戦役海戦のキャンペインとして、両手に、いくつかのいちじくをもった大カトーが元老院で言った言葉

これほどの豊潤な果実を産する敵が、この新鮮さを保てる三日の距離にいる

塩野七生『男の肖像』(文藝春秋,1992)43p

君の欲しいと思うものを買うな。必要なものだけを買え。