サアディー 17

1184年 - 1291年
イランの詩人。 今日、イランでは一般に「シーラーズのサアディー(サアディーイェ・シーラーズィー)」 سعدی شيرازى Saʿdī-ye Shīrāzī 、「長老サアディー(シェイフ・サアディー)」 شيخ سعدى Sheykh Saʿdī と呼ばれている。「サアディー」とは雅号であり、本名は ابو عبد...-ウィキペディア

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守銭奴の金は、彼が土に入るときに土地から出てくるなり

「ゴレスターン」より

富者は祈りもて夕を崇め、
貧者は夕食の為に捜しもとめる

「ゴレスターン」より

美女の巻毛は理性の足の鎖、明知の鳥の罠

「ゴレスターン」より

愚かなる者には沈黙に勝る者なし。この事実を知るならば、その者は愚かにあらず

「ゴレスターン」より

旅することは多くの利益であり。それは新鮮さを心に、すばらしき事柄につきての見聞、
新しき都市を見る悦び、不知の友との会見、高潔なる作法の習得なり。

「ゴレスターン」より

親族にして直からず、聖からざるときは、
そを愛するよりも、その絆を断つべし

「ゴレスターン」より
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徳高き人は。たとえ無頼の徒に辱められるとも、悲しむことなし。性悪き石、黄金の盃を砕くとも、石の価値は増さず、黄金の価値は滅せず

「ゴレスターン」より

徳高き人は、もし無頼の徒に辱めらるとも悲しみ悩むことなし

「ゴレスターン」より

われわれは社交に別れを告げ、離れて住まんと志を立てけり。なぜならば、孤独の裡にいるほうが安心し得るからなり

「ゴレスターン」より

敵の弱さに同情すべからず。強くならんと、汝を容赦せず

「ゴレスターン」より

好意から出た偽りは、不和をかもし出す真実よりもよい。

「ゴレスターン」より
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二つの物は知性の恥なり。
語るべきときに黙し、黙すべきときに語るを。

「ゴレスターン」より

賢者は一般の人々との愚考を寛大に見のがすべきにあらず。なんとなれば、両者ともに損なわれるからなり。すなわち、前者の威厳は滅じ、校舎の愚考は常習的になる。卑しい人に親しく、あるいは楽しげに話せば、その人の横柄さと自負心を増大させる

「ゴレスターン」より

愚かな人ありては、聡明なる人が愚者に対して嫌悪を感ずるよりも百倍多くの、
聡明な人への反感が見出さるる事を知れ

「ゴレスターン」より

ことばもて、人は獣に優る。
されど、正しく話さざれば、獣汝にまさるべし。

「ゴレスターン」より

女は男の抱擁にて満たされぬとき、平和のうちにありても争い多し

「ゴレスターン」より

男らしさとは親切と慈愛なり、肉体的な意志にあらず

「ゴレスターン」より