アンリ・ド・レニエ 14
1864年12月28日 - 1936年5月23日
フランスの作家・詩人
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孤独とは、わたしたちの心の中で、死んでしまったすべての生ける墳墓だ
「どんく」より
金銭というものは、他人には幸福に見えるあらゆるものを与えてくれる
「どんく」より
倹約した金は儲けた金である
「どんく」より
自ら苦しむか、あるいは他人を苦しませるか、
そのいずれかなしには恋というものは存在しない
「どんく」より
臨終にあって、人の惜しむのははずみからの命ではない、生命そのものだ
「どんく」より
酒は一種の心の臙脂である。わたしたちの思想に、一瞬化粧を施す。
「どんく」より
女は自分を笑わせた男しかほとんど思い出さず、男は、また、自分を泣かせた女しか思い出さない
「半面の真理」より
男は憎むことを知っている。女は忌み嫌うことしか知らない
「半面の真理」より
女性は情熱を男とともに分かつことよりも、情熱を男にかき立てられることのほうを選ぶ。彼女達は好んで愛情の中に離家をつくる
「半面の真理」より
友愛は永続的なものの感情を与え、恋情は永遠的なものの感情を与える。しかも、両者とも後に残るものはエゴイズムだけである
「半面の真理」より
世の中には善人とか悪人とかがあるわけではない。ただ、場合によって善人になったり悪人になったりするだけである。
女の心の中で男が一番に軽んぜられるのは、彼等が情事の秘密を守らない点だ
三島由紀夫『沈める滝』(新潮文庫)P136
男がもっとも情を込めて愛してる女は必ずしも一番愛したいと思ってる女ではない。
恋愛格言