マルティアリス 11

?40年3月1日 - ?102年
マルクス・ウァレリウス・マルティアリス(マールティアーリス、Marcus Valerius Martialis, 英語:Martial, 40年3月1日? - 102年?)はヒスパニア(イベリア半島)のアウグスタ・ビルビリス(現カラタユー)出身のラテン語詩人。古代ローマ皇帝ドミティアヌス、ネルウァ、トラヤヌスの統治期間にあたる西暦86年から103年の間に発表された12巻のエピグラム(エピグラムマタ...-ウィキペディア

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すべての警句は蜜蜂のごときにあるべきなり。
それには針と密と小さき身体が必要なり。

「断片」より

私は人を憎まずして、その欠点を憎む

「諷刺詩」より

過ぎ去りたる生活を愉しめるは、人生を二度生きることなり

「諷刺詩」より

愚者は言う「われ明日に生きん」と。現在でも遅すぎる。賢者は過去に生けり

「諷刺詩」より

死への恐怖のために死ぬほど、狂気のおおきなるものほかにありや

「諷刺詩」より

名声が死後もたらさるるならば、私はそれを得るために急ぐことなし。

「諷刺詩」より
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人生のあらゆるこびが失せると、臆病者はこっそりと死に、勇者は生き残る。

「諷刺詩」より

すべての日がそれぞれの贈り物をもっている。

人生を愉しむのは明日からにしよう、だって? それでは遅すぎる、ポストゥムスよ。
愉しむのは今日からであるべきだ。
いや、より賢明な生き方は、昨日からすでに人生を愉しんでいる人の生き方ですよ。

塩野七生 『ローマ人の物語23 危機と克服 [下]』(新潮文庫,2005)212p

いやはやまったく、オレの命はどの医者に預ければよいのかね

塩野七生 『ローマ人の物語28 すべての道はローマに通ず [下]』(新潮文庫,2006)123p

しかし へたな詩人ほど自信満々なものはない

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