0 コメント数 シェア 「第61章 知識人」 「英雄偉人といえども、召使の眼から見ればタダの人」という言葉がある。当り前だ。タダの人である召使から見るから、タダの人でない人間までタダの人になってしまうのである。 塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)263p 5 タグ
0 コメント数 シェア 「第61章 知識人」 知識も教養も万能ではない。ただ残念なことに、もてばもつほど万能であると思うようになるのが、タダの人のおちいりやすい傲慢ではあるのだが。 塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)264p 4 タグ
0 コメント数 シェア 「第62章 善と悪」 次の時代を創ることになるほどの大改革は、誰の頭にでも浮かんでくるものではないのである。それゆえに、英雄は常に孤独なのだ。その彼を理解しないのは、敵ばかりではない。味方の多くも理解していないのが普通である。 塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)267p 2 タグ
1 コメント数 シェア 「第62章 善と悪」塩野自身の言葉ではない 真に優れたリーダーは部下を選ばない 塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)268p 2 タグ これは適材適所をうまく当てはめるから? それともどんな部下でもしっかり育てるから? - 銘無き石碑 2012-05-20 17:45:50 UTC
0 コメント数 シェア 「第62章 善と悪」 自分と似ているものにしか興味を示さないのでは、一度しかない人生、もったいないというものではありませんか。 塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)268p 2 タグ
0 コメント数 シェア 「ローマからの故国の眺め」イタリアは、美しく、おいしく、すばらしい国だ 天使:神さま、そんなふうにイタリアをおつくりになったら、ほかの国とくらべて不平等じゃないですか神:大丈夫、大丈夫、イタリア人を入れてあるから 塩野七生 五木寛之『おとな二人の午後』(角川書店,2003)31p 6 タグ
0 コメント数 シェア 「おしゃれは悪魔の誘い」 よく日本人は自分の個性に合った洋服を着ようって感覚でしょう。そんあものじゃないのね、本来、洋服の個性を着るんですよね。 塩野七生 五木寛之『おとな二人の午後』(角川書店,2003)50p 5 タグ
0 コメント数 シェア 「おしゃれは悪魔の誘い」 日本のおとなの女性は、とかくPTA的な女の視線を意識して装ってはいませんか。 塩野七生 五木寛之『おとな二人の午後』(角川書店,2003)57p 6 タグ
0 コメント数 シェア 「政治も教育もセクシーでなければ」 私は、息子にこう言いますの。ママの野心はママがひとりでやり遂げる。だから、あなたは自分のことを考えればいいとね。 塩野七生 五木寛之『おとな二人の午後』(角川書店,2003)154p 6 タグ
0 コメント数 シェア 「ワインと車と、色のいろいろ」 私なんかはワインのいい悪いって、そんなに神経質になるような問題じゃないと思うの。飲むときの空気、ヨットの上で飲んだとかね、つまり潮風の香りとか、いろいろな要素がはいって、おいしいとね、感じる‥‥‥。 塩野七生 五木寛之『おとな二人の午後』(角川書店,2003)228p 8 タグ
0 コメント数 シェア 「私たちにとって宗教とはなにか」 政治っていうのは永田町あたりでやっているわれわれには無関係なことだと思ったら大まちがいだというのが、私の考えですね。政治とは、われわれのすべてに響いてくるものですから。 塩野七生 五木寛之『おとな二人の午後』(角川書店,2003)286p 4 タグ
0 コメント数 シェア 「セクシーな文体と時代の風の微妙な関係」小羊→子羊もしくは仔羊 やっぱり文学って、一匹の迷える小羊(誤植)を救うためにあるのね。宗教もそう。五木:宗教はそうですね。ええ。ところが、歴史とか政治は九十九匹の安全をまず考える。五木:たしかに。それから余裕があったら一匹を探しにいくっていうのよ。 塩野七生 五木寛之『おとな二人の午後』(角川書店,2003)295p 11 タグ
0 コメント数 シェア 「セクシーな文体と時代の風の微妙な関係」 第一作はだれでも容易にできるんですよ。だから大事なのは、第二作じゃないですか。 塩野七生 五木寛之『おとな二人の午後』(角川書店,2003)301p 6 タグ
0 コメント数 シェア 「セクシーな文体と時代の風の微妙な関係」 うまい作家でありつづけることはできても、すごい作家でありつづけるというのはむずかしいんですよ。 塩野七生 五木寛之『おとな二人の午後』(角川書店,2003)302p 7 タグ
0 コメント数 シェア 「セクシーな文体と時代の風の微妙な関係」 文学は若者の文学と老年の文学しかないと。中年の文学というのはないと。それで若者の文学とはなにかと言えば、言いたいことを書く。それで老年の文学はつくると。 塩野七生 五木寛之『おとな二人の午後』(角川書店,2003)304p 5 タグ
0 コメント数 シェア 「セクシーな文体と時代の風の微妙な関係」 言葉でもってなぐさめられるより、こういうことは不埒かもしれないけれど、私は腕の筋肉のほうがいい 塩野七生 五木寛之『おとな二人の午後』(角川書店,2003)317p 9 タグ
0 コメント数 シェア 「貧しかったが尊敬されていたこの国」 人間には男女を問わず、あなたにチャンスをあげますと言えば奮い立つ人と、あなたに安定を保証しますと言ったら、なにかやる人とがいるのよ。 塩野七生 五木寛之『おとな二人の午後』(角川書店,2003)326p 7 タグ
0 コメント数 シェア 「貧しかったが尊敬されていたこの国」 日本人は反論の口実が見つけられないとき、気分的に反論していくの。 塩野七生 五木寛之『おとな二人の午後』(角川書店,2003)330p 7 タグ
0 コメント数 シェア 「貧しかったが尊敬されていたこの国」五木:塩野さん、じゃあ、日本にンにはなにがいちばん向いてると思います?(笑) 個性に乏しくて刺激もない、ただし壊れない。やはり壊れないってことは大切なんですよ。 塩野七生 五木寛之『おとな二人の午後』(角川書店,2003)337p 7 タグ