0 コメント数 シェア 四十にして惑わず 四十過ぎの身だしなみの第一項は、肌ざわりを主に選ばれたし第二に色と柄だが、派手な色を着れば大胆に見えるというのは、完全にまちがっている。第三は、背広の上着の襟のボタンの穴にさす、一凛の花。第四は、ワイシャツ。 塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)199,200p 5 タグ
0 コメント数 シェア 四十にして惑わず 背広の型というものは、幾分かくずれているところに、真の男の良さがにじみでる。ポケットのふくらんでいる上着くらい、セクシーなものはない。 塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)200p 9 タグ
3 コメント数 シェア 私の衰亡論 自分が凡人であることを知った凡人は、もはや凡人ではない。 塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)209p 6 タグ では凡人で無ければ、それはなんですかね? - 銘無き石碑 2012-03-11 07:41:45 UTC ただのパラドックスじゃね? たいした深みがある言葉には思えない。 - 銘無き石碑 2012-03-11 12:45:19 UTC 「人外」でしょうね、良い意味でね。 - 銘無き石碑 2017-03-19 20:04:15 UTC
0 コメント数 シェア 私の衰亡論 撃ちたたかれでもしたら、いさぎよく敗けを認め、改めてもう一つ別の剣づくりにかかればよいのだ 塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)210p 6 タグ
0 コメント数 シェア 「今日的意義」についてゲーテ(ja.wikipedia.org)もしくはルイジ・ピランデルロ(ja.wikipedia.org)あたりの言葉 ローカルなことでも、見事に書かれていさえすればナショナルになり、インターナショナルにもなる 塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)241p 3 タグ
3 コメント数 シェア ラヴ・ストーリー 女というものは、若く美しく才能も豊かな同性に対しては、うらやましさが先に立ってしまって、好意をいだくのがむずかしい。だが、とてもかなわないと思っていた女が、自分たちにはできても彼女には絶対に不可能なことをひとつでも持っているとわかったとたん、優越感が刺激されるためかひどく寛容になる。 塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)256p 3 タグ わかる・・・ - 銘無き石碑 2011-11-14 10:14:06 UTC いや、男でも男でも同じことだといえ・・・いえ・・・いえないなww - 銘無き石碑 2012-05-14 15:43:08 UTC あは!ホントだ… - たらら 2012-06-24 23:15:11 UTC
0 コメント数 シェア ラブ・ストーリー 女は、どれほどしっかりしているようにみえても、どれほど知的で才能にあふれていても、いやそれだからなおのこと、一瞬にして崩れる時があるものなのだ。 塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)257p 7 タグ
0 コメント数 シェア ラディカル・シック類似名言 ニッコロ・マキャヴェッリ かつての‥(sekihi.net) 無能な味方よりも有能な敵のほうが、役に立つことが多い 塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)266p 1 タグ
0 コメント数 シェア 権力について 権力というものは、いったん手中にすれば、加速度的に増大していく性質をもっているものだが、離すやいなや、これまた加速度的に現象していくものだからである。 塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)272p 2 タグ
0 コメント数 シェア 権力について 自分が二義的な存在でしかないということほど、性的魅力をもった女を刺激するものはない。せめて一刻なりとも、自分を一義的存在にしてみせるという想いをこの種の女は感じるからであろう。 塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)273p 3 タグ
0 コメント数 シェア 全体主義について 頭脳形成期こそ、勝負なのである。その期間にある種の空気を充分に吸わせておくと、あとは心配ない。これこそ真の、洗脳である。 塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)280p 1 タグ
0 コメント数 シェア 解説 ベスト・セラーにならなくてもよいが(なるにこしたことはないが)誰にも読まれないものを書いて満足しているほど私は傲慢ではない 塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)287p 6 タグ
0 コメント数 シェア 解説類似名言 中野翠 人は‥(sekihi.net) 権力も権力欲も、非難すべきはそれらを、有効に使う能力も使わせる度量もない人物が所有している場合だけ、なされるべきものと考える 塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)285p 3 タグ
0 コメント数 シェア 第七話 オデュッセイア異聞西洋版カモカのおっちゃん 地中海世界では、賢いという形容詞のうえに悪という文字が付こうが、それが賛辞であることにはなんら変りはない 塩野七生『イタリア遺聞』(新潮社,1994)52p 5 タグ
0 コメント数 シェア 第七話 オデュッセイア異聞 考えてもみてください。男というものは、大事業を仕とげた後、すぐにも家に帰りたくなるものだろうか。興奮いまだ醒めやらず、だからちょっと寄り道して、という気になるのが、ボクは男だと思う。 塩野七生『イタリア遺聞』(新潮社,1994)53p 3 タグ
0 コメント数 シェア 第八話 スパルタの戦士ギリシア軍の将校 常日頃死なせないようにこちらが配慮しているから、死んでくれと言った時は、彼らは死んでくれる 塩野七生『イタリア遺聞』(新潮社,1994)63p 2 タグ
0 コメント数 シェア 第八話 スパルタの戦士ギリシア軍の将校 スパルタの戦士とは、国のためでもなく金のためでもなく、ただ戦いのために闘う兵士のことなのだ 塩野七生『イタリア遺聞』(新潮社,1994)65p 3 タグ
0 コメント数 シェア 第十一話 葡萄酒の国 あまり(現実から)離れすぎるのははた迷惑でも、ほんの少しも離れられないでは、酒を飲む意味などどこにあろう。 塩野七生『イタリア遺聞』(新潮社,1994)79p 4 タグ