1 コメント数 シェア 「第43章 男が上手に年をとるために」抜粋 戦術一。まず、自分の年齢を、いつも頭の中に刻みこんでおくこと。戦術二。そして、自分の年齢と、共存共栄の方法を考え、実行する。戦術三。強いて、若つくりをしないこと。戦術四。居直ること。つまり、自然体であること。戦術五。一ヶ所、どこかに派手な色を使うこと。戦術六。恋をすること。戦術七。優しくあること。戦術八。清潔であること。戦術九。疲労を見せるのを、恐れないこと。戦術十。夜の営みは、九十歳になっても可能だと思うこと。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)330~336p 5 タグ 売れ残りの独り身は、認知症にも気を配るべし。 - 銘無き石碑 2021-10-28 21:27:29 UTC
0 コメント数 シェア 「第43章 男が上手に年をとるために」 不倫とか愛人関係とか、昨今バーゲン・セールもよいところという感じでウンヌンされているようなものは、私にはまったく興味がない。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)333p 4 タグ
0 コメント数 シェア 「第44章 成功する男について」 灯には、常に虫が群れるものである。灯の近くでは死んじゃう宿命しかないと知っていながら、なお群れつづけるのだから、明るさとは、抗しがたい魅力であるのかもしれない。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)339p 4 タグ
0 コメント数 シェア 「第44章 成功する男について」黒澤明『羅生門』(ja.wikipedia.org)終盤の台詞「真実とは、所詮、その人が真実と思いたいものにすぎないのではないか」を応用して類似名言 ユリウス・カエサル 人間なら‥(sekihi.net) 人生の暗黒面にばかり眼がいく人は、人生というものを暗く思いたいからにすぎない、と言えないであろうか。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)340p 5 タグ
0 コメント数 シェア 「第44章 成功する男について」 成功する者の条件のうちでも欠くことのできない一つは、どれだけの人を周囲に集められるか、ではないだろうか。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)343p 6 タグ
0 コメント数 シェア 「第47章 外国語を話すこと、など」 外国語を話せることを自慢するような人は、救いようもないバカである。だが、外国語を話せることを軽蔑する人もまた、同じくらいバカである。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)362p 7 タグ
0 コメント数 シェア 「第49章 あなたはパトロンになれますか?」 どのように使われるかを心配するようでは、与えることにはならないのである。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)379p 3 タグ
0 コメント数 シェア 「第49章 あなたはパトロンになれますか?」 文化というものは、なんとなくぼんやりしたところに、すばらしいものが創り出される余地がかくれているのである。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)382p 6 タグ
0 コメント数 シェア 「第50章 肉体讃歌」 どんなに誉めようと、それが肉体についてならば心配なことはないのよ。なんて暖かい人柄の男、なんて言い出したら心配だけど 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)386p 1 タグ
0 コメント数 シェア 「第54章 腹が出てきてはもうおしまいか」ナナミーJr.(男,当時14歳)が、ショーン・コネリーを評して 半分は信用できるけど、あとの半分は信用できないという点がいい。百パーセント信用できるなんていうタイプよりも、五分五分ってところが緊張関係があっていいし、父親にしたとしても、男の子にとってはこのほうが、理想的だと思う 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)420p 3 タグ
0 コメント数 シェア 「第54章 腹が出てきてはもうおしまいか」前名言 塩野七生 半分は‥(sekihi.net)ナナミー:髪は薄いし、お腹も出てしまって、みっともないと思うけど、それは気にならないの? (中略)ダイエットしたあげくに不機嫌になられるより、肥っていて上機嫌のほうがずっといい。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)420p 8 タグ
0 コメント数 シェア 亡国の悲劇とは、人材の欠乏から来るのではなく、人材を活用するメカニズムが機能しなくなるがゆえに起る悲劇、ということである。 塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)10p 3 タグ
0 コメント数 シェア 人材は、興隆期にだけ現れるのではない。衰退期にも現れる。しかもその人材の質は、興隆期には優れ衰退期には劣るわけではないのだ。興隆期と衰退期の人材面での唯一のちがいは、興隆期には活用されたのに衰退期に入ると活用されない、ということだけである。 塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)10p 4 タグ
1 コメント数 シェア 前名言 塩野七生 人材は‥(sekihi.net) 亡国の悲劇とは、活用されずに死ぬしかなかった多くの人材の悲劇、と言ってもよいと思う。 塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)10p 6 タグ 一理あるかもしれない。 - 銘無き石碑 2011-12-05 06:45:30 UTC
0 コメント数 シェア 力量はありながらそれを活かすことを知らない時代に生まれてきてしまった人に対しては、高所に立って批判することよりも、こうこうでした、と物語るしかないのである。そしてこれが、私が歴史上の人物に対するときの、姿勢(スタイル)になって久しい。 塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)10p 6 タグ
0 コメント数 シェア 結婚式というものは、花婿か花嫁のどちらとも近しい関係にない者にとっては特別な感慨はない。 塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)16p 7 タグ
0 コメント数 シェア 結婚式が行われた小ぶりの礼拝堂の、祭壇に向って右側の壁に描かれていた文字ナナミーは、キリストをローマ人(ROMANUS)に入れ替えた。 CHRISTUS VINCUT キリストが勝利し、CHRISTUS REGNAT キリストが君臨し、CRISTUS IMPERAT キリストが統治する 塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)16p 4 タグ
0 コメント数 シェア はっきりしない状態でも行動せざるをえない場合に起こりがちなのは、双方ともの誤解であるのだ 塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)25p 3 タグ
1 コメント数 シェア 嫉妬とは、自分よりも優越している者に対して憎しみの心をいだくこと 塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)41p 4 タグ 嫉妬したなら、相手を越えられる。 - 銘無き石碑 2022-09-07 04:18:19 UTC