0 コメント数 シェア 「第5章 嘘の効用について」 常日頃から無邪気にしても巧妙にしても、子供ながらに頭をふりしぼってついた嘘を、笑って受けとめてくれていたほどの親なら、子供は、大切な時には、意外と真実を語るものなのである。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)45p 4 タグ
0 コメント数 シェア 「第6章 再び、嘘の効用について」口にして=発言して どれくらい真実がふくまれているかどうかは、問題ではないのである。口にして以後、真実がふくまれはじめてくるのだ。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)54p 4 タグ
0 コメント数 シェア 「第6章 再び、嘘の効用について」 男は、絶対に、彼自身の頭脳を通過したことでないかぎり、彼自身の心に定着させない。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)54p 4 タグ
0 コメント数 シェア 「第6章 再び、嘘の効用について」口にする=発言 心の中で感じているうちは、自分の耳で聴くことはないのに反して、いったん口にすると、誰よりもまず自分が聴くことになる。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)54p 2 タグ
0 コメント数 シェア 「第6章 再び、嘘の効用について」口にする=発言 人間というものは、いかに心の中で思っていても、それを口にするかしないかで、以後の感情の展開はちがってくるものである。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)54p 2 タグ
0 コメント数 シェア 「第6章 再び、嘘の効用について」 恋人とは、ひどく迷惑をかけてくる女は困るにしても、まったくかけないという女ではものたりない、と思う存在であることも知っている。要するに、世の男とは、少しぐらいならば「迷惑」をかけて欲しいのだ。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)53p
0 コメント数 シェア 「第7章 「同じ言語」で語りあえることの尊さについて」 これが自分の世界なのだ、と言えるものを持っている男なんて、まったくステキではないか。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)61p 4 タグ
0 コメント数 シェア 「第7章 「同じ言語」で語りあえることの尊さについて」 笑いながらも、相手の「世迷言」を真っ向から受けとめるのが、友情にしても愛情にしても、情愛を感ずる相手に対する「礼儀」ではないだろうか。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)63p 2 タグ
0 コメント数 シェア 「第8章 装うことの素晴らしさ」 就職の面接にまで学生服着用というのは、アホじゃあるまいし、と私ならば思う。そして、そういう就職希望者を喜ぶ人事関係者に至っては、アホな学生よりもよほどアホだと思う。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)63p 6 タグ
0 コメント数 シェア 「第8章 装うことの素晴らしさ」 装うとは、着る人間がどのような個性を生きたいかで、決まるものだと私は信じている。だからこそ、素晴らしいのだ。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)71p 2 タグ
0 コメント数 シェア 「第11章 女には何を贈るか」 要するに女には、贈れるものならなんでも贈ったらよいのです。そうすれば女は、贈られたものに応じて、さまざまに変身してみせまする! 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)94p 3 タグ
0 コメント数 シェア 「第12章 人前で泣く男について」 なにひとつ苦労のない人生を、良しとするわけではない。ただ、人間には、運に恵まれる人と恵まれない人がいる 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)98p 5 タグ
0 コメント数 シェア 「第14章 男女不平等のすすめ」 教訓と刺激は、まったくちがう。教訓は、上の者が下の者に与えるものであり、刺激は、平等の者か下位の者が、上位者に対する時の、優雅で効果的な武器である。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)114p 1 タグ
0 コメント数 シェア 「第14章 男女不平等のすすめ」類似名言 オスカー・ワイルド われわれは‥(sekihi.net) 私たち女には、男に私淑したり兄事したちしているほうが、人生はよほど多様になり深みを増し、そして愉しくなるのではないかと思う。 塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)116p 7 タグ