0 コメント数 シェア 異性であろうと同姓であろうとその「美」に敏感に反応するのは、人間のもつ感受性のごく自然は発露である 塩野七生 『ローマ人の物語25 賢帝の世紀 [中]』(新潮文庫,2006)146p 2 タグ
0 コメント数 シェア ローマ人は、 思わぬ幸運に恵まれて成功するよりも、情況の厳密な調査をしたうえでの失敗のほうを良しとする 塩野七生 『ローマ人の物語26 賢帝の世紀 [下]』(新潮文庫,2006)43p 2 タグ
0 コメント数 シェア 誰にでも親切にするのが職務である、聖職者やそのたぐいの人々は別とする。 誰に対しても親切、ということは、誰に対してもほんとうには親切ではない 塩野七生 『ローマ人の物語26 賢帝の世紀 [下]』(新潮文庫,2006)61p 3 タグ
0 コメント数 シェア 感情を抑制するのに、賢者の哲学も皇帝の権力も何の役にも立たないときがある。そのようなときには、男であることを思い起こして耐えるしかない 塩野七生 『ローマ人の物語26 賢帝の世紀 [下]』(新潮文庫,2006)162p 3 タグ
0 コメント数 シェア 道は、人が足を踏み固めただけでもできる。だから、人間の住むところならば、道は必ず存在する。 塩野七生 『ローマ人の物語27 すべての道はローマに通ず [上]』(新潮文庫,2006)78p 3 タグ
0 コメント数 シェア システムとは、衆に優れた力(パワー)に恵まれた人のためにあるのではなく、一般の人々の力に合致し、その人々の必要性までも満たすものでなければならない。 塩野七生 『ローマ人の物語27 すべての道はローマに通ず [上]』(新潮文庫,2006)172p 2 タグ
0 コメント数 シェア メディアとは、犬が人間に噛みついたのでは記事にはしないが、人間が犬に噛みつけば記事にする、と言われる人々である。 塩野七生 『ローマ人の物語27 すべての道はローマに通ず [上]』(新潮文庫,2006)188p 2 タグ
0 コメント数 シェア インフラとは、需要があるからやることではなく、需要を喚起するためにやることであるのかもしれない。 塩野七生 『ローマ人の物語28 すべての道はローマに通ず [下]』(新潮文庫,2006)22p 2 タグ
0 コメント数 シェア 早くて安全な交通手段や清らかな水の安定配給がもたらす利点を、ローマ人とは考え方のちがう民族に理解させ納得させるには、彼らの眼前に実物を示し、彼ら自らに体験させるしかない。 塩野七生 『ローマ人の物語28 すべての道はローマに通ず [下]』(新潮文庫,2006)60p 2 タグ
0 コメント数 シェア ローマ皇帝の方法が、トヨタのジャスト・イン・タイムとほとんど同一であることについて 最重要の目標を明確に定め、そのことの実現に要する意志力さえ充分ならば、誰でも人間は、似たような方策を考えつくのではないか 塩野七生 『ローマ人の物語29 終わりの始まり [上]』(新潮文庫,2007)67p 3 タグ
0 コメント数 シェア 生まれた子を養えるかどうかを考える人がいたとすれば、その人はもう蛮人(バルバリ)ではない。 塩野七生 『ローマ人の物語30 終わりの始まり [中]』(新潮文庫,2007)25p 3 タグ
0 コメント数 シェア エピキュリアン(kotobank.jp) エピキュリアンで徹するための条件の一つは、誰とでも等間隔を保っていても生きていけるだけの財力、にあった。 塩野七生 『ローマ人の物語30 終わりの始まり [中]』(新潮文庫,2007)139p 2 タグ
0 コメント数 シェア 玉石混淆とは言っても、「玉」と「石」が明確に分かれているのならば対処も簡単だが、実際は少数の「玉」と「石」だけが明確で、残りの多数は情況しだいで「玉」派についたり「石」派についたりするのが実情である。 塩野七生 『ローマ人の物語30 終わりの始まり [中]』(新潮文庫,2007)206p 2 タグ
0 コメント数 シェア もしかしたら人類の歴史は、悪意とも言える冷徹さで実行した場合の成功例と、善意あふれる動機ではじめられたことの失敗例で、おおかた埋まっていると言ってもよいのかもしれない。 塩野七生 『ローマ人の物語31 終わりの始まり [下]』(新潮文庫,2007)108p 3 タグ
0 コメント数 シェア 権力者であるのも、意外と不自由なことなのだ。だが、この不自由を甘受するからこそ、権力をもっていない人々が権力を託す気持になれるのであった。 塩野七生 『ローマ人の物語31 終わりの始まり [下]』(新潮文庫,2007)126p 3 タグ
0 コメント数 シェア 全員が平等でなければならない社会では、異分子、即ち他国人に対して、閉鎖的になるのは当然の帰結である。 塩野七生 『ローマ人の物語32 迷走する帝国 [上]』(新潮文庫,2008)206p 3 タグ