ドナルド・キーン
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「洪庵のたいまつ」
医者がこの世で生活しているのは、人のためであって自分のためではない。
決して有名になろうと思うな。また利益を追おうとするな。
ただただ自分をすてよ。そして人を救うことだけを考えよ。
司馬遼太郎『対訳 21世紀に生きる君たちへ』(朝日出版社,1999)38p
「洪庵のたいまつ」
人間は、人なみでない部分をもつということは、すばらしいことなのである。
そのことが、ものを考えるばねになる。
司馬遼太郎『対訳 21世紀に生きる君たちへ』(朝日出版社,1999)26p
「洪庵のたいまつ」
世のためにつくした人の一生ほど、美しいものはない。
司馬遼太郎『対訳 21世紀に生きる君たちへ』(朝日出版社,1999)22p
「21世紀に生きる君たちへ」
君たち。
君たちはつねに晴れあがった空のように、たかだかとした心を持たねばならない。
同時に、ずっしりとたくましい足どりで、大地をふみしめつつ歩かねばならない。
司馬遼太郎『対訳 21世紀に生きる君たちへ』(朝日出版社,1999)18p
「21世紀に生きる君たちへ」
君たちは、いつの時代でもそうであったように、自己を確立せねばならない。
――自分に厳しく、相手にはやさしく。
という自己を。
そして、すなおでかしこい自己を。
司馬遼太郎『対訳 21世紀に生きる君たちへ』(朝日出版社,1999)12p
「21世紀に生きる君たちへ」
私には、幸い、この世にたくさんのすばらしい友人がいる。
歴史の中にもいる。そこには、この世では求めがたいほどにすばらしい人たちがいて、
私の日常を、はげましたり、なぐさめたりしてくれているのである。
司馬遼太郎『対訳 21世紀に生きる君たちへ』(朝日出版社,1999)4p
「21世紀に生きる君たちへ」
前名言 司馬遼太郎 私は‥(sekihi.net)
前名言 司馬遼太郎 私は‥(sekihi.net)
歴史とはなんでしょう、と聞かれるとき、
「それは、大きな世界です。
かつて存在した何億という人生がとこにつめこまれている世界なのです。」
と、答えることにしている。
司馬遼太郎『対訳 21世紀に生きる君たちへ』(朝日出版社,1999)4p
「21世紀に生きる君たちへ」
後名言 司馬遼太郎 歴史とは‥(sekihi.net)
後名言 司馬遼太郎 歴史とは‥(sekihi.net)
私は、歴史小説を書いてきた。
もともと歴史が好きなのである。両親を愛するようにして、歴史を愛している。
司馬遼太郎『対訳 21世紀に生きる君たちへ』(朝日出版社,1999)4p
「人間の荘厳さ」
人間は、鎖の一環ですね。はるかな過去から未来にのびてゆく鎖の。
司馬遼太郎『対訳 21世紀に生きる君たちへ』(朝日出版社,1999)2p