7SEEDS

「彼氏とつきあい始めた時はさ、お互い誕生日プレゼントとか必死で考えるじゃん」
「まあね」

「ドキドキしながら買いに行って渡すじゃん。でもしばらくしたら、「何が欲しい?」ってお互いきくようになってさ。確かめるのは間違いなくていいけどさ、でも今思うと手抜きだったよ。相手のためじゃなくて、自分が楽するためだもん」

末黒野花 11

春のチーム編の主人公。17歳。東京都世田谷区出身。勝気な性格で行動力のある少女。...

「あのな、一つ言い忘れたわ。ゆうべはああ言ったけどな、自分で選んだ道には喜びもあるんだぜ」

稲架秋ヲ 3

有名ベンチャー企業の若手社長。アメリカ留学の経験もあり、語学が堪能。メンバーの中...

「でもそんなふうに、自分をかわいそうだと思うのはよくない傾向だって、彼らを見てたらよくわかった。今みんなの寝顔を見てて思いました。これだけたくさんの人に会えて、僕は今幸せだって」

新巻鷹弘 12

冬のチーム編の主人公。高校2年生。神奈川出身。野球部で、50年に一人のピッチャー...

「そりゃわからねえよ。つまりあんたらは温室育ちだって話だろ。人生を決めてもらって、疑問を持たずその通り頑張って、そりゃラクだな」
「なん…だと」

「あのなあ、おまえらの言う一般人も人生テストの連続なんだよ。生まれた時から競争してるのは同じだ。ライバルは数百人じゃないぞ、すべてだ。受験に失敗して首くくったヤツもいれば、会社起こして潰して逃げて、樹海で骨になったヤツもいる。おまえらと違うのはな、それが全部自分で選んで歩いた結果だってことだ。わかるか。一番恐ろしいことは、数多ある道の中から目標も方向も手段も場所もつき合う人間も、全部自分で決めなきゃなんないってことだ。その責任は重いぜえ。このやり直しのきかない国で、みんなそうやって生きてたんだよ。わからないだろう。狭い世界で守られて生きてきたならわからない。一般人をなめるな」

稲架秋ヲ 3

有名ベンチャー企業の若手社長。アメリカ留学の経験もあり、語学が堪能。メンバーの中...

「2種類いるわけよ。いじめられたから他人には絶対しないってヤツと…されたんだからしていいだろって思うヤツと。どっちにしろ囚われちまってるってことになかなか気がつかねーんだよ」

麻井蝉丸 16

18歳。静岡県浜松市出身。水商売の母親と子供一人という母子家庭に育つ。口の悪いわ...

「温室育ちは悪かねえ。なんにでもなれるぜ」

「あのさあ、だから言ったろ、温室育ちは悪かねえって。野に咲くやさぐれた人間は上品にゃなれねーけど、上品な人間は上品な上にやさぐれることもできるんだぜ。気の持ちようでなんにでもなれるのさ」
麻井蝉丸 16

18歳。静岡県浜松市出身。水商売の母親と子供一人という母子家庭に育つ。口の悪いわ...

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「学校の連中は無視していい。外にも世界がある。まあ外にももっとひどいイジメもあんだけど。でもバカじゃない人間もいる」

麻井蝉丸 16

18歳。静岡県浜松市出身。水商売の母親と子供一人という母子家庭に育つ。口の悪いわ...

「人間、後悔してる時が一番幸せだからさ」

「いやなんでもかんでも当てはまんないけどさ、どうしようもない後悔もあるじゃん。けどたとえば自分のせいで人を傷つけちまった、とかって類はさー、結構酔ってる時があるからさ」
「酔ってる…」
「だってよ、他人の人生に影響を及ぼしたって考えるのは本来気持ちいいことなんだぜ?しかもぐるぐる落ち込んでる間は前に進まなくていいしよ。自分中心でいるのは気持ちよくて幸せじゃん、結局。なかなか自分では気がつかねーんだけどな…。だってよ、ほんとにしんどいのは、自分のケツ叩いて歩き出さなきゃなんねー時じゃん」
麻井蝉丸 16

18歳。静岡県浜松市出身。水商売の母親と子供一人という母子家庭に育つ。口の悪いわ...

「花さんは言わないと思う、殺してくれとは。おまえらと同じになるから。それが人だと、人がそうだと言うなら、僕は獣でいい。彼らと同じがいい」

新巻鷹弘 12

冬のチーム編の主人公。高校2年生。神奈川出身。野球部で、50年に一人のピッチャー...

「正義感や使命感が強いのは悪くない。しかし、自分に火の粉がふりかからないようにしろ。今回のように人に迷惑をかけるし、自分の身も危険にさらす。賢くなれ。自分を守るんだ」

末黒野貴士 4

春のチームの末黒野花の父親。夏のAチームの指導を務めた後、夫婦で龍宮の運営に携わ...

「僕に一つ言えるとしたら、その虎はあなたを恨んではいないし、あなたに感謝してもいないということだよ。彼らはそんな風に考えない。ただ生きて、死ぬ時に死んでいく。こんなに苦しいなら殺してほしい、とも思わないし、殺されるならあなたに、とも思わない。あなたに殺されてうれしい、とも悔しい、とも思わない。彼らが何を望んでいるか、僕らにはわからない。わからないんだ源五郎くん。だからね、僕らは自分の気持ちで判断するしかないんだ。」
「自分の気持ち…?」

「うん。どれだけ愛したか。あなたはそうするしかないと思ったんでしょう?そして自分の手でそうしたんでしょう。だったら悔やむことは何もない。もしあなたが怠けて、楽をするためにそうしたとか、ほかに手があったのに面倒だったからそうしたとか、そうだったら死ぬまで後悔すればいい。でも全力で考えて、全力を尽くして、それ以外にないと心で判断して、その手でそれをしたんでしょう。どれだけ本気で考えたか、どれだけ目をそらさずにいたか、どれだけ本気で向き合ったか。それが人のエゴだとしても、僕らはそれでしか、自分の気持ちでしか結果を判断できないんだ。虎はあなたを恨んでもいないし、あなたに感謝してもいない。これは僕の考えだけどそう思う。虎は犬とは違うだろうけど。死んでゆく時にたった独りで、弱さを見せない動物だろうけど。でも、その虎は最後にあなたを見た時に、ほんの一瞬でもきっとうれしかったよ。きっと。そう思う」

新巻鷹弘 12

冬のチーム編の主人公。高校2年生。神奈川出身。野球部で、50年に一人のピッチャー...

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「あなたが女を痛めつける方法を知ってるとは思わなかったわ。薄汚いおっさんにならないでくれる?安居くん。殺したくなるから」

あゆ 5

植物クラスを選択。男子からはマドンナと呼ばれるほどの美人。それゆえ一部の女子から...

「イジメって時間のムダなのにナー。ヒマな人がやるんだよねたいてい。ここに来たのがおトクってわけでもないのに、裏口入学と一緒にされてもネー。頭のワルイ人たちにはワカンナイか。ま、気にしないコトデスヨ」

八巻朔也 1

司法試験志望の青年。蘭と秋ヲの秘書的存在。瞬間記憶能力を持っていて、地下シェルタ...

「信念持ってズルするのが大人じゃん」

雪間ハル 5

16歳。音楽家一家の出。ピアノが上手で、絶対音感を持つ。当初は音楽家の道が閉ざさ...

「そうやって使用人てのをいじめまくってきたんだろ。あんま幸せじゃねえ子供はよ、人を値踏みして生きてんだよな。こいつは敵か味方か、誰がリーダーか、誰につけばいじめられないか、誰をいじめてもいいか、格付けして生きてんだろ」

麻井蝉丸 16

18歳。静岡県浜松市出身。水商売の母親と子供一人という母子家庭に育つ。口の悪いわ...

「自分で作ってみて初めてわかるわけよ。料理を残される悲しみを」

麻井蝉丸 16

18歳。静岡県浜松市出身。水商売の母親と子供一人という母子家庭に育つ。口の悪いわ...

「あれは怯えてんじゃねえ。ナメられないように攻撃態勢なのさ」

麻井蝉丸 16

18歳。静岡県浜松市出身。水商売の母親と子供一人という母子家庭に育つ。口の悪いわ...

「オレずっと部活してたからさ、いつも目標を細かく立ててたんだよね。大会に向けるのは当然として、それとは別に3週間後の目標、3か月後の目標、1年後の目標てのを決めるんだ。そうするといつまでに何をどれだけトレーニングするとか、まあ勉強もそうだけど、見えやすくて結果を出しやすいんだよね。個人個人の目標は各々考えたらいいと思うけど、全体の目標ってのがあったほうがいいと思う」

青田嵐 3

17歳。蠍座のO型。東京都杉並区出身。水泳部のエースでオリンピックを目指していた...

「ナツ、おまえもショックだったんだろ。目標を立てる…ねえ。そんなヤツほんとにいるんだなあ。オレなんかいつ以来よ、小学校?低学年だぜ。夏休みの目標――とかさ。しかも全く達成せずだ。どうせおまえもそのクチだろ。そうやって人生差がついていくんだなあ…」

麻井蝉丸 16

18歳。静岡県浜松市出身。水商売の母親と子供一人という母子家庭に育つ。口の悪いわ...

「環境がどう変わろうと、生き物は最後の最後まで生きる道を探すもんだ」

稲架秋ヲ 3

有名ベンチャー企業の若手社長。アメリカ留学の経験もあり、語学が堪能。メンバーの中...

「僕はみんなを薬で殺そうとしたことが…ありました。ほんと…すみません。でもその時彼に止められて…。あきらめるなって、生きてれば会えるって。自分のために生きられないなら、人のために生きるのもいい…って…。生きてればやり直せる…って…。僕…これからもっと役に立つはずだったのに…悔しいなあ…。くるみさん…身体を大事に…」

十六夜良夜 1

秋チームのガイド。元・消防士。東北出身。性格は優柔不断。全員を毒殺しようとしたが...

どうして銃なんか残したんだろう。危険な動物に備えて?もっとほかに残すものがあったでしょうが。首謀者はバカだ。銃を持った人はみんな結局人に向けるじゃないか!

末黒野花 11

春のチーム編の主人公。17歳。東京都世田谷区出身。勝気な性格で行動力のある少女。...

「ライバル心は向上するために使うことだ。君が阿呆じゃないならな」

百舌戸要 3

年齢不詳。サバイバル術に大変長けている。しかし、「百舌」は夏の季語ではなく、秋の...

「あのねえ。だからどうしてそうオドオドするの?わたしがいじめてるみたいで、わたしがイヤな子に思われるじゃない。簡単にこっちを悪者にしないでよ。わたし別にあなたをいじめたいわけじゃないのよ。ただそんなふうにされると…。もう!目を見て話せない人わたしキライ。バカにされてるみたいで気分悪い」

新草ひばり 1

12歳。解凍に失敗したのか、他の春のチームのメンバーと同時期には目覚めず眠り続け...

「どうしてだんなさんと新しい奥さんの幸せを願えるんですか?」
「嫌いになって別れたのとは違うからね…ちゃんと愛してたのよ、これでもね。愛する人は幸せでいてほしいでしょう」
「相手が幸せでも、自分が幸せじゃなかったら?」
「自分が幸せだけど相手が幸せじゃない、よりマシじゃない?」

早乙女牡丹 3

夏のBチームのガイド。元・警察官。通称「牡丹姐さん」。結婚し、妊娠していたことも...