イギリス

You shall know the truth and the truth shall make you mad.

君は真実を、それも君を狂気にさせる真実を知らねばならない。

理性の否定へと誘う、人生の本質を直視せねばならない。
オルダス・ハクスリー 8

イギリスの著作家。後にアメリカ合衆国に移住した。ヨーロッパにおいて著名な科学者を...-ウィキペディア

細菌説について

それは医学にとって災いである。なぜなら私たちは細菌にばかり関心を寄せるようになり、体のシステムを忘れようとしているからだ。

J・B・S・ホールデン 2

ジョン・バードン・サンダースン・ホールデン(John Burdon Sander...-ウィキペディア

Use every man after his desert, and who should 'scape whipping?
すべての人間を相応に扱ったら、鞭打ちを免れる者がいるだろうか?

『ハムレット』第二幕第二場
エリートであれ大衆であれ、人間は支配欲、権力欲といった「原罪」から自由ではない。「自分は例外」と己惚れることほど滑稽なことはない。
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

Honour is a mere scutcheon:
名誉とは墓石の表札にすぎん。

(ヘンリー四世第一部・第五幕第一場)
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

Honour pricks me on. Yea, but how if honor prick me off when I come on?
How then? Can honor set to a leg? no. Or an arm? no.
Or take away the grief of a wound? No. Honor hath no skill in surgery, then?
No. What is honor? A word. What is in that word “honor”?
What is that “honor”? Air.
名誉って奴がおれをせっつく。
だがいざという時、その名誉のために傷つけられたらどうするんだ?
名誉が足を繋げてくれるのかい?いや、無理だ。腕は?それも無理だ。
傷の痛みを取り去ってくれるのか?できっこない。
名誉に外科医の心得なんてないだろ?そのとおり。
名誉って何だ?言葉だ。名誉という言葉には何があるんだ?
名誉とはいったい何ものなんだ?空気だ。

『ヘンリー四世』第一部
第五幕第一場
戦場で傷ついた心と体は、
「名誉」という空虚な言葉では取り戻せない。
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

Now does he feel his title
Hang loose about him, like a giant's robe
Upon a dwafish thief.
いまや王の称号も、奴にはぶかぶかで不似合なものになっている。
まるで巨人のガウンを着ている小人の泥棒のようにな。

『マクベス』第五幕第二場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

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Canst thou not minister to a mind diseas'd,
Pluck from the memory a rooted sorrow,
Raze out the written troubles of the brain,
And with some sweet oblivious antidote
Cleanse the stuff'd bosom of that perilous stuff
Which weighs upon the heart?
心の病を医師は治すことができぬのか、
根深い悲しみを記憶から引き抜けぬのか、
脳に書き込まれた混乱を消すことはできぬのか、
甘い忘れ薬で胸に重くのしかかる苦しみを取り除き、
心の内を晴ればれとさせることはできぬのか?

『マクベス』第五幕第三場
罪の意識に苦しみ、狂気の世界に落ちたマクベス夫人。
彼女を治すことはできないのか、と侍医に詰め寄るマクベス。
「良心の呵責」は医者でも癒せない。
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

 My words fly up, my thoughts remain below: 
Words without thoughts never to heaven go.
おれの言葉は空へと舞い上がって行くが、思いは地に残る。
実の無い言葉が天に届くはずが無い。

『ハムレット』第三幕第三場
兄殺しの罪に対し、良心の呵責に苦しむ場面でのクローディアスの台詞。犯した罪の結果、得たものが多ければ、許しを願う言葉も空しく宙を舞うだけなのです。
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

Let me be cruel, not unnatural.
いかに残酷になろうと、自然の情を失ってはならぬ。

『ハムレット』第三幕第二場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

I am constant as the northern star,
俺はいささかも動じぬ、北極星のように。

『ジュリアス・シーザー』第三幕第一場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

There is some soul of goodness in things evil,
邪悪なものの中にも、何らかの善良さが在るものだ。

『ヘンリー五世』第四幕第一場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

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Self-love, my liege, is not so vile a sin as self- neglecting.
おのれを愛することは、おのれを粗末に扱うほど醜悪な罪ではありません。

『ヘンリー五世』第二幕第四場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

Men's evil manners live in brass; their virtues
We write in water.
人間の悪行は真鍮に刻まれて残りますが、
美徳は水の上に書かれてしまうのです。

『ヘンリー八世』第四幕第二場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

It is the bright day that brings forth the adder.
And that craves wary walking.
マムシは晴れやかな日に出てくる、足もとに気をつけねばな。

『ジュリアス・シーザー』第二幕第一場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

Good wine is a good familiar creature, if it be well used:
良き酒は良きしもべですよ、飲み方次第でね。

『オセロー』第二幕第三場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

Every inordinate cup unblessed.
飲みすぎの盃には呪いがかかっているのだ。

『オセロー』第二幕第三場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

Love looks not with the eyes, but with the mind;
恋は目で見るものではなく、心で見るもの。

『真夏の夜の夢』第一幕一場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

Lowline is young ambition's ladder, 
Whereto the climber upward turns his face.
But when he once attains the upmost round, 
He then unto the ladder turns his back,
Looks in the clouds, scorning the base degrees 
By which he did ascend.
謙遜というものは、若い野心家にとっての梯子なのだ。
  やつは上へ登るために、謙遜に顔を向ける。
  しかし最上階に達した途端、やつその梯子に背を向け、
  かつて自らが足を掛けてきた低い階段を雲の上から見下し、嘲り笑うのだ。

『ジュリアス・シーザー』第二幕第一場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

Upon what meat doth this our Caesar feed,
That he is grown so great?
シーザーというやつ、何を食って偉くなったというのだ?

『ジュリアス・シーザー』第一幕第二場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

What fools these mortals be!
人間というやつ、とんだ愚か者ばかりだ!

『真夏の夜の夢』第三幕第二場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

Through tatter'd clothes small vices do appear;
Robes and furr'd gowns hide all. Plate sin with gold,
And the strong lance of justice hurtless breaks;
Arm it in rags, a pigmy's straw does pierce it.
None does offend none―I say none; I'll able 'em.
ぼろ服の破れ穴からは小さな悪も露見するが、
法服や毛皮のガウンはすべてを覆い隠す。
罪に金の鎧を着せろ、法の鋭い槍も突き通せぬ。
ぼろなら小人の藁しべだって突き通せる。
罪人などいない、一人もいない、
一人もだぞ。おれが保証する。

『リア王』第四幕第六場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

Who alone suffers suffers most i' th' mind,
Leaving free things and happy shows behind;
But then the mind much sufferance doth o'erskip
When grief hath mates, and bearing fellowship.

世のすべての楽しみや幸せから離れて、
ただ一人で苦しむ者こそ、最も苦しむ者だ。
だが、悲しみに友があり、苦悩に仲間があるとすれば、
心に重い苦しみがあろうと、乗り越えられる。

『リア王』第三幕第六場
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

I am in blood stepp'd in so far that, should I wade no more,
Returning were as tedious as go o'er.
血の流れにここまで深入りした以上、
もう後戻りなどできぬ、
あくまで渡りきるしかないのだ。

『マクベス』(第三幕第四場)
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

愛が運命を導くか、それとも運命が愛を導くか。
それは、われらの人生がめいめい試さねばならぬ問題

ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア

Ah, kill me with thy weapon, not with words!
ああ、殺すなら武器にしてくれ、言葉ではなく!

『ヘンリー六世』第三部(第五幕第六場)
鋭い剣より、
冷酷な言葉で胸をえぐられるほうが辛く苦しい。
そう思える時もある。
ウィリアム・シェイクスピア 519

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア