太宰治 45

1909年6月19日 - 1948年6月13日
日本の小説家である。本名、津島 修治(つしま しゅうじ)。自殺未遂や薬物中毒を克服し戦前から戦後にかけて多くの作品を発表。没落した華族の女性を主人公にした『斜陽』はベストセラーとなる。その作風から坂口安吾、織田作之助、石川淳らとともに新戯作派、無頼派と称された。主な作品に『走れメロス』『津軽』...-ウィキペディア

だまされる人よりも、だます人のほうが、数十倍苦しいさ。
地獄に堕ちるのだからね。

「かすかな声」より

幸福の便りというものは、まっている時にはけっして来ないものだ

「正義と微笑」より

ただ、いっさいは過ぎていきます。自分が今まで阿鼻叫喚で生きてきた、いわゆる人間の世界において、
たった一つ、真理らしく思われたのは、それだけでした

「人間失格」より

    つまんねぇ人生を送っているんだなあ。 - 銘無き石碑

    阿鼻叫喚を生きることを自分の知性を使って理想的な形に変えていこうとしないから、だから、つまらない生き方になるんだよ。 - 銘無き石碑

    暗い人のオーラが不愉快 - 銘無き石碑

    考える能力が消えたのか? - 銘無き石碑

    君とは恋はできないよ。だって、君に私の心が惹かれないから。 - 銘無き石碑

「男女同様」とは、男の地位が、女の地位にまであがったことなのです

「断片」より

十歳の民主派、二十歳の共産派、三十歳の純粋派、
四十歳の保守派。

「苦悩の年鑑」より

ぽかんと花を眺めながら、
人間も、本当によいところがある、と思つた。
花の美しさを見つけたのは人間だし、
花を愛するのも人間だもの。

「女生徒」より
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「人間は決して人間に服従しない。奴隷だって卑屈なしっぺ返しをするものだ」

弱虫は、幸福をさえおそれるものです。
綿で怪我をするんです。
幸福に傷つけられる事もあるんです。

『人間失格』より

    自分が不幸だからという理由で、人の貴重な人生の時間を奪っちゃいけない。人を不幸に巻き込んじゃいけない。 - 銘無き石碑

    辛い時は説教がましい言葉よりこれみたいに自分の心を代弁してくれる言葉が欲しいよね。 - 銘無き石碑

    弱虫はいつでも弱いから仕方ないや。 - 銘無き石碑

    幸せに感謝しようね。 - 銘無き石碑

    生きづらいことを彼の創作のテーマに掲げてますからね。芸者と入水自殺も創作のネタなんでしょ? - 銘無き石碑

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    馬鹿とは付き合えないのです。 - 銘無き石碑

    君は尊敬できるような人間ではない。現実の君に対する評価が物語っているよ。 - 銘無き石碑

    君の発表が優秀だと評価されていることは実は知っているんだ。 - 銘無き石碑

生まれてすみません

二十世紀旗手

    泣ける - 銘無き石碑

    生まれて良かったじゃないか? - 銘無き石碑

    USH_MK78 - 銘無き石碑

自分には幸福も不幸もありません。
ただ、一切は過ぎて行きます。
自分が今まで阿鼻叫喚で生きて来た
所謂『人間』の世界に於いて、
たった一つ、真理らしく思はれたのは、
それだけでした。
ただ、一さいは過ぎて行きます

人間失格

    君が私を失ったら、生活は一気に悲惨になる。恐らく生活水準が下がるだろう。 - 銘無き石碑

    それを不幸と言わずして… - 銘無き石碑

    この作品の言葉は、ほとんど全て、突き刺さる人には突き刺さる。
    「世渡りの才能。……自分には、ほんとうに苦笑の他はありませんでした。自分に、世渡りの才能! しかし、自分のように人間をおそれ、避け、ごまかしているのは、れいの俗諺の『さわらぬ神にたたりなし』とかいう怜悧狡猾の処生訓を遵奉しているのと、同じ形だ、という事になるのでしょうか。ああ、人間は、お互い何も相手をわからない、まるっきり間違って見ていながら、無二の親友のつもりでいて、一生、それに気附かず、相手が死ねば、泣いて弔詞なんかを読んでいるのではないでしょうか。」 - ルンペン

    君の考え方は間違っている。だから、社会に適応できないのだ。だから、孤立してしまうのだ。 - 銘無き石碑
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愛することは、いのちがけだよ

雌について

それだから、走るのだ。
信じられているから走るのだ。
間に合う、間に合わぬは
問題でないのだ

走れメロス

これからどんどん生長しても、
少年たちよ、容貌には必ず無関心に、
煙草を吸わず、お酒もおまつり以外には飲まず、
そうして、内気でちょっとおしゃれな娘さんに
気永に惚れなさい

美男子と煙草

大人とは、裏切られた青年の姿である。

津軽

人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。

もの思う葦 

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パンドラの函

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斜陽

あなたに助けられたから
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お伽草子

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斜陽

死のうと思っていた。 今年の正月、よそから着物一反もらった。 お年玉としてである。着物の布地は麻であった。 鼠色の細かい縞目が織り込まれていた。これは夏に着る着物であろう。 夏まで生きていようと思った。

アカルサハ、ホロビノ姿デアロウカ。人モ家モ、暗イウチはハマダ滅亡セヌ。

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桜桃

「なぜ、はじめからこうしなかったのでしょうね。とっても私は幸福よ」
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