バルタサル・グラシアン 12
1601年1月8日 - 1658年12月6日
スペインの黄金世紀の哲学者、神学者、イエズス会司祭で、教育的・哲学的な散文を数多く残した...-ウィキペディア
- 全12件を表示
ひとりでいるとき、独り言を言うのがばかげているとすれば、
他人がいるとき、自分の声にばかり耳を傾けるのは、その倍も愚かなことである。
「世間知」より
虚言のデパートは誇張だ。
「世間知」より
どんなことにも笑う人間は、どんなことにも泣く人間と同じく阿呆である
「世間知」より
いちばんの獣がいちばん賑やかなところに住んでいる。
「世間知」より
善徳が己の報酬であるごとく、悪徳は己の罪である。
「世間知」より
呼吸が身体の活力であるように、名声は心の活力である。
「完璧な紳士」より
無作法な態度はすべてを台なしにしてしまう、
理性や正義さえも。
「世間知」より
無知に思わせることは、しばしば最大の英知である。
「世間知」より
せっかちは愚者の弱点である
「世間知」より
高位にある人は物事をあまりに詳細にせんさくすべきではない。
すべてを知ることは大切だが、全てのことについて何もかも知る必要はない
「世間知」より
人に好かれるための唯一の方法は、畜生の中で最も愚かなものの皮を冠ることである。
「世間知」より
A wise man gets more use from his enemies than a fool from his friends.
賢者は愚者が友人から得る以上に、有益なものを敵から得る。
(『処世訓』より)自己を省みるには、おべんちゃらを言う「味方」より、容赦なき「敵」の言から得るものは多い。